虫の声
「あれ松虫が鳴いている」からはじまる唱歌「虫のこえ」は、「日本の歌百選」に選定されるほど、老若男女から親しまれている歌の一つです。
セミの鳴き声で夏の到来を実感する人がいるように、涼しくなってきたころには、夜の虫の音を耳にして、秋の深まりを感じる人も多いでしょう。
歌にあるマツムシ以外にもコオロギやキリギリス、スズムシなどがこの季節に鳴きます。それは、オスが求愛のために羽を摺り合わせて鳴らすための音で、その様は「虫時雨(むししぐれ)」や「虫集く(むしすだく)」などの季語にも表わされています。
昔から日本では風情があるものとされてきた虫の音ですが、西洋人は聞き取れないか雑音と認識するそうです。脳科学の分野から見ると、虫の声を西洋人は右脳で処理するのに対し、日本人は言葉を司る左脳で処理するためです。
そして虫の声だけでなく、波や風、雨の音、川のせせらぎなどといった自然音も、日本人は左脳で聞いているといわれます。
秋の夜長、時には生きとしいけるものの「声」に耳を傾けたいものです。
今日の心がけ◆秋の声に耳を傾けましょう
引用:職場の教養(倫理法人会)
最後に・・・
以前、ラジオで、日本ともう一つの国以外の人は、虫の声を騒音として処理するので、聞こえないと聞いたときは、びっくりしました。
まるで幹線道路の近くに住んでいる方が、車の騒音が氣にならなくなるように、騒音として処理すると聞こえないんだそうです。
日本に住んでいるとだんだん虫の声が聞こえるようになったという海外の方も多いそうですよ。
虫の声や風の音、自然の恵みに感謝しながら、今日は耳を澄ませてみようかな。
今日も人生前向きな皆様にとって、ますます素敵な日でありますように。
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