ゆでガエルの日本人にならないために知っておきたいこととは?

ゆでガエル理論は、ご存知ですか?

実際には、根拠がないと言われているにもかかわらず、たとえ話としては説得力があります。

  • 人間は、恒温動物。
  • カエルは、変温動物。

人間は、恒温動物なんで、体温は36度代で保たれていますので、気温が38度となると「今日は暑いな」と気づくことができます。

それに対して、カエルは変温動物なので、まわりの温度の上昇と共に体温も上昇するので、温度の変化に気づきにくい。

そのため、カエルに熱湯をかければ、暑いと気づけますが、水の入ったに鍋からカエルを徐々にゆでればカエルは温度の変化に気づけず、熱いと気づいた頃には、ゆだってしまって死んでしまうというたとえ話。

ゆっくり迫る危機に気づけず、環境の変化を諭すための教訓として、よく使われる話です。

社会人になって、一度は耳にしたことがあるという人も少なくないでしょう。

日本人は、ゆでガエル状態?

FP(ファイナンシャルプランナー)として、商談していると「株や外貨建ては、怖いから絶対にやらない」という方に会います。

それは、日本の中だけの常識にどっぷり浸かってしまい、もしかするとゆでガエル状態になっているのかもしれません。

日本は、GDP(国内総生産)は、世界第3位

以前、3位の中国にぬかれて、話題になったことがありましたよね。

中国の人口と比べれば、「1人当たりのGDPに換算すればまだ日本の方が力がある」と主張する人も多く、大騒ぎになりました。

では、1人当たりのGDPに換算すれば、日本は、世界第何位かご存知ですか?

 

果たして日本は本当に豊かなのか?

え?日本は、世界第3位なら・・・2位?3位?

え?そういう質問をするぐらいだから、もうちょっと下がって、5位くらい?

 

いえいえ・・・実は日本の1人当たりのGDPは、26位

先進国の中では、ほぼ最下位といっていいほどの水準なのです。

ちなみに1人当たりのGDP世界2位のスイス

大学卒業後の最初の年収っていくらくらいかご存知ですか?

日本にいると「卒業して、最初の年なんだから、そんなにもらえないよね」と思っているあなた。

スイスの大卒の最初の年収は、900万円なんです。

アメリカは、大卒で700万円。

日本は、300万円をきっている。しかもこれからますます減少傾向らしい・・・

 

最低賃金の上昇を唱えているが・・・

だからこそ、他の先進国並みに最低賃金を上げようという意見は必ずつきまといますが、生産力が落ちているのに、賃金は上げられない。もちろん一人ひとり頑張るのは大切ですが、限界がありますよね。

だとしたら、収入を上げることが難しければ、せめて持っている資産だけは、世界基準にあわせていきたい。

もし、お金は、すべて日本円だけで、保有。「株や外貨建ては、怖いから絶対にやらない」という方は、世界の常識からみると世界の非常識となってしまうかもしれません。

たとえば、為替について言えば・・・

ドルで持っているという人は、円高になった方がいいと思いますか?それとも円安になった方がいいですか?

それは、ドルから円に替える時、円安になればなるほど、円が多くなるから、円安!・・・正解!!

では、円で持っている人は、円高になった方がいいですか?それとも?

ドルで持っている人の反対だから、円高になった方がいいよね。

つまり、円だけで持ち続けるということは、「これからすべて円高になると人生をかける」ということなんだ。

 

誰にも分からないからこそ・・・

ドルがいいのか、円がいいのか誰にもわからない。

日本の国力がおちているのだから、円安にふれるという意見もあるけれど、過去には優秀なアナリストだって外してきた。

だから、一般の人が為替をよむなんてことはしない方がいいと思う。

つまり、誰もよめないとしたら、円高・円安どっちにふれても大丈夫なように両方併せ持つということが大切なんだ。

 

最後に・・・

FXで大儲け?

そんな話をしているのではありません。

仕事柄たくさんの方にお会いしてきましたが、「まったく投資しない」か、もしくは、「投資をしようとしているつもりで、投機に走る」と両極端の方多いように感じます。

アメリカ・ニューヨークの最低賃金は15ドル。

いかに日本との賃金格差がひろがっているか?知れば理解できるでしょう。

 

老後に2000万円は、確かに必要!!国に不満を言う前に・・・

自分の収入を上げるかは、もちろん個人個人で頑張ってほしい。

しかし、それと同時に、世界の基準というものにも目を向けるきっかけとなってくださったら嬉しいです。

つい数十年前まで、同じ水準だったアメリカが、老後の貯蓄がこれだけ差が出てしまったのか?

日本という常識に拘り過ぎて、にっちもさっちもいかない状況から抜け出したいものです。

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