「この子は、うつぶせが寝やすいのかしら」
「気づくといつも、うつぶせで寝ているね」
「横寝(よこね)ばかりで、あおむけで寝ているところ、あまり見たことがない」
そんな うつぶせ寝や横寝(よこね)ばかりのお子さんを見かけたら、注意してみてあげましょう。
部活などで激しいスポーツをしている小学校以下のお子様は、特に注意してみてあげて下さい。
内臓調整療法師としての立場から、あなたに伝えたいお話があります。
うつぶせ寝や左下寝の子供の傾向とは?
心臓の弱い子供たちは、〈うつぶせ寝〉や〈左を下に横寝〉になる傾向がある?
激しいスポーツなどをしている小学校以下のお子様を持つお父さん!お母さん!
「うつぶせや左を下にしてばかり寝ているな~」と気がついたら注意してみてあげて下さい。
内臓調整療法師会では、左の迷走神経(脳神経の10番目)の緊張から首の骨の1番から3番が悪いと警鐘!
首の左側が悪いと右側が向きづらい。
そのため、うつぶせの時、首を左に向いて寝る傾向があります。
胸郭が狭いことによるリスクとは?
中学生になり、大人のカラダつきをするまでは、胸郭(きょうかく)は、まだ狭い。
激しいスポーツなどが原因で、通常の発達よりも心臓が大きくなると胸骨(きょうこつ):胸の真ん中の骨が邪魔をして、心臓が真ん中におさまりづらくなる。
心臓の居場所が狭くなると・・・息苦しくなってしまいます。
息苦しさから逃れるために、人間は本能的に左を下に寝ようとします。
- 左下に寝ることで、左の胸郭が前後に広がる。
- 広がった左の胸に、心臓が重力で左に寄る。
- 結果、心臓が楽になる。息苦しさから逃れられる。
・・・という理屈です。
あなたは、どうですか?
心臓は充分に注意をしてみなければならない。
胸の上の部分が普通の人よりも力がなく狭い・・・いつもうつぶせや左を下にして寝ているなと気がついたのなら、
心臓の疲労が、内臓体壁反射(ないぞうたいへきはんしゃ)により、長引く肩こりの原因にもなります。
激しいスポーツが、ゆくゆく大人になってから悪影響を及ぼさないように、気をつけたいものです。
長引く肩こり注意報!あなたの肩こりは、右から?それとも左から?左右によって異なる傾向と対策とは?
うつぶせ寝や横寝が習慣になると?
うつぶせが習慣になっていると首の負担が強くなり、適応障害の原因になるとも言われています。
胸郭(きょうかく)が狭いことで、右の心室肥大(しんしつひだい)による肝臓への負担も軽視できません。
子供の頃は、肝臓も未発達なため、副交感神経が優位な体質になりやすい。
特に喘息(ぜんそく)などのお子様がいらっしゃるご家庭は、脂質や甘いもののとりすぎに注意してください。
施術だけでなく、食事のアドバイスも内臓調整療法師の大切な役割のひとつです。
子供の頃から、よこ寝などにより、左の胸板(むないた)が厚く、右の胸板が狭い方は意外に多いですよ。
子供の頃の糖質は、肝臓の負担となりますので、しっかり糖質制限や脂質の制限をしていきたいものです。
激しいスポーツをしているからと言って、スポーツドリンクのがぶ飲みにも注意!
水分補給は、大切ですが、糖質の摂りすぎによる肝臓の負担は、無視できません。
肝心という言葉は、賢人の知恵ですね。
まとめ
スポーツにより、ココロもカラダも成長できる素晴らしい。
しかし、大人のカラダになりきれていない子供のカラダに激し過ぎるスポーツは、成長を妨げる危険性もあることを忘れないでください。
本当に大切なことは何か?
お子様の寝方を通して、気づくことは、いっぱいありますよね。
子供も成長していれば、親も一緒に成長している。
そんなゆとりも持ちながら、家族の絆が深まる情報であればと願っています。