整体のお店にいらっしゃる方に、「今日はどこが辛いですか?」とお聞きすると・・・
- 肩が張っている。肩がこる。肩が痛い。
- 腰がこる。腰が重い。腰が痛い。
- 足(脚)が張っている。足(脚)が重い。
と返事が返ってくることが多い。
整体に通い慣れている方に、「今日はどこが辛いですか?」とお聞きすると・・・
- 肩甲骨の内側が張る。肩甲骨の内側が痛い。
- 肩がまわしにくい。右手を挙げにくい。左手を挙げにくい。
- 背中が張る。胸やけがすると悩むあなたへ~逆流性食道炎の原因と対処法を知っておきましょう~
- おしりが張る。おしりがこる。おしりが痛い。
- 首が辛い。首が張る。右に振り向けない。左に振り向けない。
- 足(脚)がむくむ。
- 冷え症でつらい。
- 頭痛。頭の前が痛い。頭の横が痛い。頭の後ろが痛い。
と返事が、より具体的になってきます。
しかし、どんなに整体に通いなれて、ご自身のつらい症状を具体的に説明できても、その張り(はり)や凝り(こり)の原因について考えたことがある人は少ないのではないでしょうか?
ここでは、一般的に言われてきた背中の張りや痛みの原因の常識を疑ってみたいと思います。
〈ばらばらのように見えた原因〉は、実はすべて繋がっているかもしれないと理解が深められることで、あなたなりの解消法が見つけやすくなれたら幸いです。
背中の張りや痛みの原因とは?
背中が張ったり、痛いなと思ったとき、こんなことを言われ続けてきませんでしたか?
一般的に言われてきた背中の張りや痛みの原因とは?
- 腕をよく使い、首から肩、背中が張る。背中がこる。
- デスクワーク時間が長く、背中が張る。
- 同じ姿勢が長いために背中が張る。
- 体が硬いために背中が張る。
- 猫背だから肩がこる。猫背だから背中が張る。
- 寝る姿勢が悪かったり、ベッドの硬さが合わなくて背中が張る。
- 運動不足だから背中が張る。
整体や接骨院、整形外科で言われることは?
- 定期的に筋肉をよくもみほぐしたほうがいい。
- 猫背なら姿勢を正しなさい。
- 精神的ストレスをためない。
- 筋肉をつけましょう。
- いっぱい歩きましょう。
それでもダメなら、手術・・・??
原因がわからなければ、〈年齢(とし)のせい〉・・・しまいには、〈気のせい〉にされちゃう。
本当にそれだけでいいのでしょうか?
定期的に筋肉をよくもみほぐしたほうがいい?
確かに、疲れをたっぷりためてから行くより、定期的に筋肉のほぐしをしておくことも大切かもしれません。デスクワークとはいえ、長時間にわたれば、デスクワークも立派な肉体労働。日ごろの頑張っている自分へのご褒美に、気持ちのいいマッサージや整体を受けるのはいいかもしれません。
「今日は鉄板みたいになっていましたよ」「そうとうこってましたね」と言われてホっとするのもつかの間。
すぐにぶり返すのでは、解消に向かっているとは言えません。もみほぐしてもらって、しばらく楽になるのでしたら、筋肉だけの問題で済んでいるかもしれませんが、〈慢性的に背中が張る〉〈翌日には背中が張る〉という方は、もっと別のところに原因があるのかもしれません。
猫背なら姿勢を正すだけでいいの?
猫背の人に肩こりが多いのも事実ですし、猫背の反対=平背(へいはい)の人に頭痛・首こりが多いのも事実。確かにどちらも、背中が張っています。姿勢の悪さが、頭痛・首こり・肩こり・背中の張り・腰痛・足のむくみに繋がることは否定できません。
<内臓の疲れからくる姿勢の乱れ>は無視できません。生活習慣・食生活を考慮しながら、お腹の調整も大切なのです。姿勢の乱れは、単なる疲れがたまっていると片付けられがちです。姿勢・体系の歪みは、自律神経のバランスの崩れからくるということも視野にいれながら、もっと深いところから来る張りやこり・痛みを見つけていくことが大切です。
身体の痛みやしびれ、こりや歪みといった症状は、仕事やスポーツ時の体勢、普段の姿勢や偶発的な事故に起因するものが多いとされてきましたが、近年では内臓に端を発するものも多くなってきています。
そのため、姿勢を矯正するためだけの調整では効果が十分でないこともあり、加えて内臓の状態を調整することによって、先の症状は改善することがわかってきています。
人体の表す歪みと内臓の状態を解析し、歪みの原因となっている内臓の状態を突き止め、その原因を調整することこそが、痛みや痺れやこりを改善していくファーストステップとなります。
精神的ストレスをためない。
<背中の張りが精神的ストレスとなる><精神的ストレスが背中の張りとなる>
負のスパイラスは、どこからくるのでしょうか?
もみほぐしてもらって、一晩ぐっすり眠れば、翌日はすっきりという人は心配ありません。
もみほぐしてもらって、ストレス解消できれば、それはそれで大切なこと・・・
しかし内臓のストレスからくるココロのストレスは、根が深い。
たかが背中の張りと軽ず、日ごろから背中だけでなく、お腹もみれる専門家と一緒に生活向上に努めましょう。
筋肉をつければいいの?
スポーツのパフォーマンスを上げるための筋肉のつけかたと健康的に日常を過ごしたいための筋肉のつけかたは異なります。
日頃あまり使う必要のない筋肉をつけ過ぎることで、カラダが歪んだり、内臓に負担をかける筋肉のトレーニングはあまりお勧めはできません。
いっぱい歩けばいいの?
「筋肉がないから、姿勢が乱れる、最低限の筋肉をつけましょう」「歩くことは健康にとって大切ですよ」と言われてくる人が多いです。慢性的に背中が張る人は、あらゆる整体や整形外科に通って、筋肉をつけましょう、歩きましょうと言われてうんざりしている人も多いです。
<歪んた姿勢で、たくさん歩く>ことは、<歪んだ姿勢を作る筋肉の付き方>をしてしまいます。
なぜ、筋肉が衰え、必要なところの筋肉が減ってしまっているか?
その筋肉へ必要な酸素や栄養素がどうして届いていないか?
内臓の不調が筋肉のやせ衰えが教えてくているサインを見逃さないようにしましょう。特に踵(かかと)をつけて歩く癖のある方は、踵(かかと)からの悪い刺激にも注意が必要です。
まとめ
背中の張りやこり・痛みは、単なる姿勢・筋肉の疲労からくるばかりではないということをご理解頂けたらと存じます。
カラダの声を一緒に聞きましょう!
長谷川内臓調整療法院で、背中の張りとお腹の状態の関連性をお伝えすると健康診断で異常がないと言われている方も、かなり臓器の疲れが背中のはりや姿勢に現れている方も多く見受けられます。単に筋肉の疲れによるものに対しては、必要に応じて、最低限のもみほぐしはさせていただきますが、おもてなしルームでは、内臓調整療法師会で積み重ねられた理論のもと、〈内臓の緊張と低下〉状態にあわせて施術を組み立てています。
お腹をしっかり触ることで、感じたことをそのままお伝えするようにしております。
- 「言われてみれば、そうかも」
- 「やっぱり、そうだったんだね」
- 「そんな気がしてた」
とカラダで感じる方が多くいらっしゃいます。
きっとあなたの『やっぱり・・・』という心当たりは重要であると確信しております。
誰もが、自分で治せる力がある。姿勢・体系からできる限りの情報をつかみとり、あなたが自分で自分を治せる力を引き出していきたいと長谷川内臓調整療法院は考えます。
<病気を見て人を見ず>にならないように、師匠である南先生の『治そうとするな。治ってもらう』いう言葉と笑顔をいつも忘れないようにしたいと存じます。
<たかが背中の張り>と安易に考えず、早めにご相談ください。