マスクが日常生活に浸透し、すっかりマスクをすることが当たり前になってしまいましたね。
感染予防も大切ですが、マスクにはデメリットも大きい。
数あるマスクのデメリットして、「口呼吸になりやすい」があげられます。
口は無防備。
口呼吸をすると口の中の雑菌が繁殖しやすいことで、口臭の原因や風邪を引きやすくなるなどデメリットが多いことは、みなさんご存知だと思いますが、実はある物質物質が関係し、免疫力や氣力の低下となってしまうんです。
内臓調整療法師として、鼻呼吸のススメをまとめてみましたので、ご覧ください。
マスクで口呼吸になっていませんか?口呼吸のデメリットとは?!
マスクをすることで、口呼吸の人が急増中です。
咀嚼が足りなくて、口呼吸は、危険!!
でも、そんなに口呼吸って、よくないの?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
そもそも呼吸とは、口から吐いて、鼻から吸うもの
本題に入るまでに、ちょっと余談(笑)
そもそも人間は、口から吐いて生まれ、最後に鼻から吸って息を引き取ると言われています。
なぜ最初に口から吐くかというと、赤ちゃんはオギャーと泣きながら口にたまった羊水を口から吐き出し、呼吸が始まります。所説ありますが、息を引き取る時に、なぜ息を吸うかは、来世で、最初に息を吐けるように、現世で最後に息をすーっと吸うんだそうです。
だから、呼吸って言うんですね。
呼気・吸気の順番!!
リラックスするために、深呼吸と言うと、まず大きく吸ってから大きく吐くというイメージを持たれる方も多いかと思いますが、呼吸というように、順番は呼(吐く)が先。
しっかり口から出し切ってから、ゆっくりと鼻から!!吸いましょう。
なぜ吸気は、鼻からなの?!
実は、鼻からゆっくり吸って、鼻に意識を向けてください。
鼻が微妙に振動していませんか?
実は、振動することによって、鼻の粘膜からある物質が出ているんです。
その物質とは、一酸化窒素!
一酸化窒素は、肺の血管を広げて、より酸素を取り込みやすくするだけでなく、カラダのすべての細胞に必要なんです。
鼻腔、副鼻腔の粘膜からは多量の一酸化窒素が産生されます。一酸化窒素は肺の血管を拡張するので、酸素の取り込みが促進されます。口呼吸ではこの作用はなく、口呼吸は鼻呼吸より酸素の取り込み率が低くなると考えられています。
引用:山下矯正歯科
それだけでなく、鼻の中から作られた一酸化窒素は、有害物質を殺菌してくれる効果も!!
口呼吸が増えれば、カラダに必要な一酸化窒素を取り込む機会が損なわれてしまうんです。
口から吸えば、一酸化窒素を肺に取り込めないだけでなく、雑菌に対して無防備!!
だからこそ、口呼吸は、よくないんです。
息を吸う時は、鼻から!!がとても大事なんですね。
どっちの方が吸いやすい?吐きやすい?
息を吸うには、口からよりも、鼻からがいいのは、理解できたと思います。
~カラダは何でも知っている~
その証拠に、息を鼻からゆっくり吸った場合と、口からゆっくり吸った場合を比べてみてください。
・・・・・?!
どうですか?
口からよりも、鼻からの方が長く、そして深く吸えませんか?
鼻が詰まっている人は、分かりにくいかもしれませんが・・・(苦笑)
鼻が詰まりやすい人は、鼻づまりは、腸が原因だった? 長引く鼻づまり解消方法とは?も併せてご覧ください。胃腸が弱ってくると口呼吸になりやすいですよ。
鼻の方が、何倍も吸えますよね。
~カラダは鼻から吸った方がいいって知っている~
じゃあ、口呼吸はダメで、すべて鼻から吸って吐くのがいいんだよね・・・と思ったあなた。
実は、冒頭に書かせて頂いたように、人は口から吐いて、鼻から吸うようにできているです。
その証拠に、今度は、鼻から息を吐いた場合と、口から息を吐いた場合。
比べてみて・・・・
どう?
口から吐いた方が、長く、そしてたくさん息を吐けない??
ええ??何でこんなに違うのと思ったあなた。
そう、以外と鼻から長く吸えないことにびっくりされた方もいらっしゃるでしょう。
だからこそ、時々思い出した時でもかまわないので、一日の中で、口からゆっくり吐いて、鼻からゆっくり吸う時間を作ってみてください。
免疫力をあげるだけでなく、心身ともにリラックスできますよ。
口から吐いて、鼻から習慣を是非!!
最後に・・・
最後まで読んで下さり、ありがとうございます。
マスクをしていると、鼻から吸いにくい・・・ですよね。
一人で車に乗っているのに、マスクをしている人を見ると「早く外して、鼻からしっかり吸って」って言いたくなっちゃう。
是非、これを読んで下さっているあなたは、普段から口から息を吐き出し、鼻から吸うということを習慣にしてください。
マスクにより口呼吸の時間が長くなっている方。
背中がまるまって呼吸が浅くなっている方。
本当に多いです。
口呼吸が多くなると唾液の分泌量も減ってきてしまいますので、是非これを機に鼻呼吸意識してみてくださいね。
電車の中でも、呼吸が浅くなっているせいなのか?
マスク越しに見る顔がみんな元氣なさそうに見えるのは、小生だけでしょうか?
顔や目に覇氣が感じられない。
大げさな言い方になってしまうかもしれませんが・・・
力の抜けた子供たちの目を見ていると、
内臓調整療法師としてだけでなく、一人の大人として何かできることはないか?
いつも考えてしまいます。
呼吸に意識しながら、夢に向かって、一人でも目が輝く子供たちが増えたら嬉しいです。
我々大人が、子供たちに正しい呼吸を伝えていきたいものですね。
呼吸の大切さを伝え続け、自律神経の調整をしながら、肋骨と横隔膜の可動域を広げ、少しでも呼吸が楽になる施術を行います。
日ごろの疲れを来年に持ち越さないでくださいね。
~追伸のようなもの~
口から吸うよりも鼻から吸う方がいいというのは、分かったけど、なぜ鼻から吐くよりも、口から吐く方がいいのだろうか?
もしかしたら、鼻から吐かずに、口から息を吐くことで、せっかく鼻の中で作った一酸化窒素を消耗しないようにしているのかもしれない。
カラダはすべてを知っているからこそ!!
口から息を吐いた方が深くできるのは、カラダの智慧なのかもしれない・・・そんな風に思う今日この頃です。
自分のカラダに聞いてみよう!!