毎日、デスクワークでパソコンを何時間も見続け、目もお疲れ。目だけでなく、眼精疲労からくる目の奥もジンジンしてきたら、肩こりや頭痛まで出てつらいですよね。
そんな眼精疲労をかかえながらも、通勤時間にはスマホのチェックに忙しい。そんな日々を繰り返して起こる目の疲れの奥に潜む原因と解消方法をお話していきます。
「そもそも、目が疲れただけで、なんで肩こりや頭痛まで出るの?」と疑問を持たれるかもしれません。
目の奥まで疲れが広がり、肩こり・頭痛が伴う場合には、首の骨の歪みや内臓の疲れが関係
パソコンやスマホの使い過ぎによる目の疲れは、まさに現代病とも言われるほど、悩みをかかえる人は多いですよね。
しかし、単に目が疲れているだけではなく、目の奥や肩こり・頭痛が辛い、まして吐き気が伴う場合には、眼精疲労も考えれます。
パソコンやスマホの画面からブルーライトを浴びて、目そのものが疲れることも原因。しかし、下を向いて作業を続けることで、首の負担が、目の疲れなど様々な症状を引き起こします。
首の負担からくる目や目の奥の疲れ
首を通る神経や動脈・静脈の通り道が狭くなることで様々な障害が現れます。
- 脳神経の栄養が不足する。
- 目の神経を圧迫する。
- 不眠
- 精神の乱れ
- 気力減退
- 神経性の頭痛
- 記憶力の低下
関節的に、他の器官にも影響を与えます。
- 眼
- 耳
- 咽頭(いんとう)
- 肺
- 心臓
- 肝臓
- 小腸など
首の姿勢の乱れは、内臓の状態も影響しあっています。この首の負担が、目の疲れや肩こり・頭痛に繋がってしまうのです。
詳しくは・・・内蔵体壁反射(ないぞうたいへきはんしゃ)をご覧ください。
自分で簡単にできる4つの解消方法とは?
1.後頭神経(こうとうしんけい)をサッカ刺激する。
頭の後ろから横にかけて、シャカシャカ、サッカしながら刺激しましょう。このシャカシャカ刺激が、首の緊張をやわらげてくれます。
自分の気持ちがいい圧・力でやってみて下さい。目安は2分から3分くらい。
頭の後ろを刺激しているのに、首から肩にかけて、ふわっとゆるんでくるのを感じることでしょう。
〈緊張したり、いっぱいいっぱいになった子供〉が、頭の後ろをかいたりしているのを見かけたことはありませんか? その行為は、後頭神経を刺激して、副交感神経レベルを上げているのだと理解できます。
頭を洗うついでに、頭の後ろだけではく、頭の横も長めにシャカシャカ刺激してあげると、目や目の奥もスッキリしてきます。
2.首を下に向ける時間を少なくする努力をする。
ノート型パソコンやスマホの普及により、首を下に向ける姿勢になる習慣の人が多くなってきています。下を向き続ける姿勢から、頭の骨と首の骨の間の間接が狭くなり、つまりが出てしまうのです。
頭と首の間の間接が狭くならないようにするためには?
台を使って、なるべく正面を向けるような目線の先にパソコンを置くようにしたり、デスクトップで作業するようにしましょう。特にスマホの使用時は、首が下になりがち。目線の高さにスマホを持つのは恥ずかしいという方は、使用を控えましょう。スマホを見ながら、下を向いて歩くのは、首だけではなく、とても危険です。
3.精製された砂糖の摂り過ぎに注意する。
果物や自然由来のものではないお砂糖は、カラダを冷やし、内臓に負担をかけます。
内臓への負担が内臓体壁反射により、首の歪み・乱れを生んでしまいます。お砂糖は甘い物だけではなく、意外なところにも潜んでいます。日々の食生活を心掛けながら、首や目に負担をかけないようにしましょう。
内臓の状態と目の疲れ、首の負担が関係する?
〈腎臓の負担からくる目の液体の濁り〉による影響や〈糖尿からくる目の機能の低下〉など、内臓の負担と眼精疲労、肩こり・頭痛について、きっても切れない関係にあることは理解できるでしょう。 内臓や体の負担の様子が首や目に表れていることを見落とさないようにしましょう。
4.横寝やうつぶせで寝ないようにする。
〈横寝やうつぶせ〉による頸椎(けいつい)の負担は大きいものです。もし仰向けで寝にくい方は、内臓に負担をかけている生活をしていないか?日頃の生活リズムや食生活を見直すことで、目の疲れや目の奥の疲労を回復していきましょう。
まとめ
後頭骨(こうとうこつ)と第一頸椎(けいつい)の関節が狭くなることで、目の疲れだけではく、頭痛・肩こりと悩みを抱える人は本当に多いです。パソコンやスマホを見る時は、つい下を向いてしまい、首の骨のアーチが崩れやすくなってしまいます。
後頭神経を自分でシャカシャカ刺激しながら、自分自身の予防対策として、あまり下を向く機会を減らすように努めて下さい。
目そのものの疲れには、時々〈遠くを眺める〉ということも大切です。
お砂糖の摂り過ぎは、首にも悪影響を及ぼします。過度な糖質を抑える食生活も大切です。
ノート型パソコンよりも、なるべく目の前を見る姿勢となるデスクトップに変えるだけでも、首の負担は大きく違ってきます。首の調整そのものは、自分でするのは危険を伴いますので、信用のおけるプロに定期的にみてもらうことも大切です。目の疲れはどこから来るの?も併せてご覧ください。
最後までお読み下さりありがとうございました。
この情報であなたの目の疲れや肩こり・頭痛の解消になれれば幸いです。
追伸
首の歪みは、目の疲れ・眼精疲労、肩こり・頭痛だけはなく、脳への影響、内臓の疲れにも影響は大きい。忙しい毎日でつい先延ばしにしてしまいがちなカラダのメンテナンスをしっかりしておきたいものですよね。首の調整が終わってスッキリした人が、「なんだか目の前が明るく見える」とおっしゃるのは、偶然ではないようです。