2014年から始まったNISA(ニーサ)
投資とは今まで無縁だったあなたも、「税金が免除されておトクになるんだよね」という話を聞いたことがありますよね。
金融庁の調査では、2016年末には、1,061万口座が開設。口座の開設数は、毎年増加傾向にあるようです。
投資に興味がある人も、ない人も、今さら聞けないかもしれないNISAについて、FPとしてまとめてみました。
NISA(ニーサ)とは?
NISAとは、少額投資非課税制度。「少額」の「投資」が「非課税」となる制度です。
通常、株式や投資信託で得た利益には、20.315%の税金がかかります。「せっかく増えた自分のお金に税金がかかるなんてイヤだ」と思っている方も多いかもしれません。
ところが、NISAで開設した口座で株式や投資信託で増えた部分(売却益・譲渡益)に関して税金がかかりません。
NISAで投資できるのは、年間120万円まで。
ただし、NISAの口座で投資できるのは、年間120万円までです。最大600万円まで投資できます。
売却益・譲渡益が120万円まで非課税という意味ではありません。
年間120万円投資した結果、増えた部分までが非課税という意味です。
NISAは、非課税ですので、確定申告する必要がないので、投資に慣れていない人にとって、親しみやすいかもしれません。
非課税になる期間は、5年間
非課税になる期間は5年間です。
5年経っても非課税期間を延長したい場合は、次の年の非課税の枠を利用することができます。次の年の非課税枠に移動することをロールオーバーといいます。
非課税期間が5年で終了した時、「NISAで買った株などを売る」か「NISAではない口座に移す」、もしくはロールオーバー(次の年の非課税枠を利用する)という選択があります。
ロールオーバーは、最長10年まで非課税投資が可能です。
NISAのデメリット
非課税枠もあって、確定申告も不要でお手軽なNISAですが、投資に慣れた人にとって、「不便だな」と思う点もあります。それは、利益と損を相殺(そうさい)することができないんです。
NISA以外の口座でしたら、売上から経費を引くように、「一方で儲かった」「他方で損をした」という場合、儲けと損を相殺、中和することができます。しかし、NISAの口座で損をした場合、他の特定口座の利益を相殺できないデメリットに注意してください。
NISA(ニーサ)を始めるには?
NISAの口座は、1人、1口座が原則です。
1口座しか開設できないので、どこで、口座を開設したらいいか不安ですよね。
- 便利さを求めるか?
- 投資対象を広く持っておくか?
によって開設する金融機関の選び方が変わってきます。
便利さを求める場合
銀行でNISAの口座を開設する。
ご自身のお給料の振込などがある生活口座のある銀行を利用する。同じ銀行を利用するのには、お金を送金する手間が少なくて済んだり、お金を移す手数料が割安もしくはかからないというメリットがあります。
ただし、銀行のNISA口座では、投資対象が、株式などの投資ができません。投資信託しか投資できないので、あれこれ株式にもチャレンジしてみたいという人には向かないかもしれません。
証券会社でNISAの口座を開設する。
「株式にも積極的に投資していきたい」という方は、証券会社で口座を開設するといいでしょう。銀行と異なり、株式なども投資できるので、幅広い提案も受けられますよ。
「株式や債券など、最低限知識がないと証券会社って敷居が高いんだよな」という方は、銀行の投資信託からスタートするのもいいかもしれません。
一般的に、店舗で直接口座を開設する場合には、投資に関係する手数料は、ネットの証券よりも高いことが多い。
「投資判断の自分で出来る」「なるべく手数料が安いところがいい」という方は、インターネット専用の証券会社での口座開設もいいかもしれませんね。
どちらも、いざという時のために「すぐ使いたい」というお金以外で始めようと思っている方のお役に立てたら幸いです。
くれぐれも、このお金が少しでも減ったら困るといった緊急性の高い資金は投資には向かないので、ご注意を!
最後に・・・
いかがでしたでしょうか?
NISAの魅力は、何と言っても利益に対して税金がかからず、確定申告をしなくてもすむお手軽さがあるということ。ある程度の金額でしたら、メリットもあるので、「少しはお金の運用をしてみようかな?」という人は、銀行や証券会社の人に相談してみましょう。
メリットもある反面、デメリットもあるので、デメリットがあるということを忘れないでください。
しかし、デメリットを理解した上で、非課税枠があるという最大のメリットは活かさない手はありません。
今まで、職場や世間話で、「NISA・・・NISA・・・って周りが言っているけど、今さら聞けない」という方の入門編のような内容として、あなたのお役に立てたら幸いです。