保険の掛けるべき優先順位とは?

「何から保険に入ればいいのか?」
 
家族のためにも、自分のためにも、万が一のため備えて入る保険だけど・・・
本当に自分や家族にとって、必要な保険は何かよく分からないと思っている方は多いのではないでしょうか?
 
生命保険も損害保険も、ありとあらゆる保険に入っていれば安心感は得られるかもしれませんが、月々の掛け金(保険料)にも限界がありますよね。たくさん払っていれば、本当に安心できるの?と言われると意外と疑問が残るものです。
 
そこで、単に保険の営業マンとしてではなく、FP(ファイナンシャルプランナー)という立場で、優先順位という考え方をまとめてみましたので、参考にしてみてください。
 
 

保険の優先順位

損害保険も、生命保険も、預貯金では対応しきれない部分を守ることが最大のポイントと考えています。
「こういった事も起こりそう」「ああいった事も起こりそう」と起こりそうな確率が高い順位ではなく、起こってしまったら取返しがつきにくい部分(リスクが高い順)から保険を当てはめることが重要なんです。それでは、リスクが高い順番に見ていきましょう。
 

自動車保険の対人・対物賠償責任

自動車保険は、主に相手への賠償(対人・対物)・自分を含めた車に乗っている人のケガ(人身傷害)・車そのものの修理費用(車両保険)の3つから成り立っています。保険の見直しをする場合は、緊急性がありリスクの高いものを最優先します。例えば、相手に大ケガをさせ数千万から億単位の賠償が必要になるようなリスクが高いものについては、損害保険でカバーするのが賢明。一般的には、預貯金を取り崩せば、どうにかなる人は少ないですよね。対人・対物賠償責任の保険に入らず、車には乗ってはいけいないと思います。
 
車の補償である車両保険は、もちろんあった方が安心感は高まかもしれませんが、次に挙げる個人賠償責任の保険や就業不能(働けなくなるリスク)よりも、優先順位が低いかもしれません。
 

個人賠償責任保険

次に優先順位が高いのは、個人賠償責任保険です。個人的な意見と思われかもしれませんが、人が社会生活を営む上で、全員加入するべき保険だと思っています。
 
自動車に乗る人、乗らない人かかわらず・・・
 
今は、「自転車に乗る人は、自転車保険に入らなければ・・・」という認識が広まってきましたが、自転車以外でも、お子様が通学中にうっかり石をけって、たまたま他人にぶつかりケガをさせてしまったり、車にぶつけて壊してしまったりして、思わぬ金額がかかってしまう場合もあります。階段で駆け下りていたら、他人とぶつかってしまって後遺障害がのこってしまったなど、普段日常生活で気を付けていても思わぬ大きなリスクが存在します。
 
今は、個人賠償単独で扱っている保険会社は少ないので、自動車保険・火災保険・傷害保険にセットするのが一般的です。セットされているのか?補償してくれる範囲は、家族のどこまでなのか?一度確認しておくことがおススメです!
 

就業不能保障保険

社会人になったら、最初に保険を考えるとき、医療保険、次にがん保険を検討する方が多いのではないでしょうか?
FP(ファイナンシャルプランナー)としては、医療保険を考える前に、働けなくなるリスクに備えることをおススメ致します。
 
もちろん、医療保険は大切です。中には「社会保険が充実しているから医療保険は不要」ということをアピールする方もいらっしゃいますが、医療保険は必要だと思っています。医療保険が売れなくなるから、こんな話をしている訳ではありません(笑)
 
現在の社会保険は確かに充実していますが、社会保険は制度なのです。制度とは、生命保険会社や損害保険会社のように約款で将来に渡り約束しているものではない。つまり、制度というのは、変化するものなのです。社会保険が破綻するとは言いませんが、少子高齢化がすすみ、今と同じように国が守ってくれるとは限らないことも視野に入れるべきです。そう考えるならば、安易に「医療保険はいらない」なんてコメントはできないはずです。
 
しかし、本当におさえなければならない優先順位と考えると医療保険は、就業不能保障よりも優先順位は低いと思っています。
これは、先ほどの車を運転する際、車両保険が優先順位が低いという考えと同様です。
 

車両保険と医療保険の優先順位が低い訳とは?

例えば、車両保険。うっかり車をこすってしまって、修理費用が10万円。医療保険では、ちょっとした入院や手術で治療費が10万円。それぞれ自己負担がかかってしまった。「そんな時に医療保険や車両保険から10万円出た!」とてもありがたい存在ですよね。しかし、その10万円。預貯金で何とかなりませんか?

しかし、運転中に、「人をひいてしまって大けがさせてしまった」・「大きなケガや病気で長期間働けない」となったら、預貯金で補える人はどれだけいらしゃるのでしょうか?

ちょっとした修理費用や治療費は、乗り越えられるかもしれませんが、「相手に大けがさせてしまった」・「今と同じように働けるようになるには、いつになるかわからない」は、もしかしたら人生そのものが大きく変わってしまうかもしれません。

  • 車に乗るときは、車両保険は、つける、つけないがあっても、対人・対物賠償責任保険は絶対に必要。
  • 車に乗る人も乗らない人も、医療保険は仮に入らなくても、就業不能保障は絶対に必要。
 
という意識が、優先順位を考える上でとても大切なことであると思います。
 
 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

保険の掛けるべき優先順位は、リスクの大きい順というテーマでお話しさせて頂きました。

万が一に備えて、ありとあらゆる保険に加入することは、大切かもしれませんが、何が優先順位が高いのかは、各家庭によっても異なってきます。各家庭によって異なる優先順位は、極力割愛しております。
 
 
基本的な考えとして、起こる確率も大切ですが、確率が低くても起こってしまったら取返しがつきにくい大きなリスクから保障(補償)を意識することが大切であると思います。少しでもお役に立てる情報であれば幸いです。
 
 
追伸
 
個人賠償責任保険は、一部の損害保険会社を除き、概ね上限が1億円。
ケガをさせてしまった相手の方の所得が高く、後遺障害をおわせてしまった場合、確率としては少ないかもしれませんが、1億円以上の請求をされるかもしれません。
もし判例で、賠償額が1億1千万円と言われたらどうするのでしょうか?
保険会社は、上限の1億円を払ってくれるかもしれませんが、問題は差額の1千万円!
決して簡単に払える額ではないかもしれませんよね。
 
自動車保険の対人賠償は、従来の上限1億円から無制限が一般的になりつつあります。まだ一部の保険会社しか扱っていませんが、個人賠償責任保険も、誰もが無制限で入るべき時代だと思うのは、私だけでしょうか?
 
表現が適切ではないことを承知で、言いますが、ケガをさせてしまった相手は、どんな人かは、分からないのですから・・・
 

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