酸化した油を避けて、いかに肝臓を労るか?!

肝臓が疲れてくると右の腰痛が出やすいことは、
あまり知られていません。

実際、自分も内臓調整療法に出逢う前は、
内臓の疲れから腰痛や肩こりの原因になるなんて、
全く知りませんでした。

「ぎっくり腰」や「ひどい腰痛」でいらっしゃる方に
「肝臓が疲れているかもしれない」とお伝えすると・・・
「最近飲む機会が増えたからなあ」という方もいらっしゃれば、
何割の方から・・・
「お酒飲まないのに、どうして?!」
と聞かれることもあります。

お酒を飲まないのに、肝臓がとても疲れている方の多くは、
揚げ物やスナックが大好き。

なぜ、揚げ物など油ものがカラダの負担になるのか?

内臓調整療法師として、油とカラダの関係について
お話していきます。

酸化した油を避けて、いかに肝臓を労るか?!

特に避けたい油とは、加熱して、
酸化した油は絶対に避けるべき油なんです。

なぜ酸化した油、古い油がカラダによくないのか?

なぜかと言うと・・・
酸化した油とは、換気扇にたまるベタっとした
あの古い油のことです。

あのベタベタした状態でカラダに入ることを
想像してみてください。

内臓やホルモン物質の多くは、ほぼ油からできています。

口にしたものがカラダを作るからこそ、食べ物だけでなく、
どんな油を摂るかが、大事になってくるんです。

悪い油はアレルギーや様々な臓器の負担になります。

最も悪い油の代表

最も悪く言われる汚い油の代表と言えば、
健康意識の高いあなたにとって、トランス脂肪酸が
頭に浮かぶことでしょう。

ご存知の通り・・・
トランス脂肪は、海外では、
とても危険とされている脂肪酸です。

しかし、残念なことに、健康や美容に
意識がそんなに高い方にとっては、
トランス脂肪酸によるリスクについて、
ご存知のない方が多いかと思います。

トランス脂肪酸は不飽和脂肪を加熱し、
水分を蒸発させ、脂肪を固めたもので、
そこには、水素分子が加えられています。

一部を除き、自然界には存在しないのです。

常温で液体の植物油や魚油から、半固体又は固体の油脂を製造する加工技術の一つに「水素添加」があります。水素を添加することで不飽和脂肪酸の二重結合の数が減り、飽和脂肪酸の割合が増えますが、これによってトランス脂肪酸ができることがあります。

部分的に水素添加した油脂を用いて作られたマーガリン、ファットスプレッド、ショートニングや、それらを原材料に使ったパン、ケーキ、ドーナツなどの洋菓子、揚げ物などに、トランス脂肪酸が含まれているものがあります。
引用:農林水産省 消費・安全局食品安全政策課

単に風評被害とならないようにしたいところですが、
海外ではトランス脂肪酸のリスクは、広まっていて、
欧米を中心に、国によっては、使用の禁止になっている
所もあります。

トランス脂肪は、高血圧や糖尿病、コレステロール疾患、
がん、心臓血管の病気、リウマチ性関節炎、アレルギー、
そして、うつや慢性疲労など、ありとあらゆるものに
関係するほど、カラダの負担になっています。

オリーブ油だったらよいのでは?

最近健康にいいといわれるオリーブ油だったら
よさそうですが、何でもかんでもいいという訳では
なさそうです。

低価格のオリーブ油は、健康にいいどころか、
悪いと言わざるを得ないかもしれません。

なぜなら、低価格のオリーブ油の場合、
オメガ6が多く、酸化したうえに、
プラスチックのボトルに入っていることが
多いからです。

プラスチックのボトルって駄目なの?
と思われるかもしれませんが、
プラスチックから有害物質が溶け出し
やすくなっていることも意識したいものです。

これは、油に限らず、ペットボトルにも言えることで、
夏の暑い車の中で、飲みかけのペットボトルを
置きっぱなしにして、再び飲むのは、よくありません。

品質を維持するためには、瓶に入っている方が
良心的です。

「持って帰るのに、瓶は重いから嫌」
というお気持ちは分かりますが、
品質や入れ物の材質にも意識を向けてみてください。

動物性の脂 VS 植物性の脂

動物性の油が最近見直されつつあります。

自分が子供の頃は、動物性よりも植物性の油
の方がいいと母親に・・・
「バターよりもマーガリンの方がカラダにいい」
と教わってきました。

「バターの方が美味しいのに、健康のためなら」
と言いながら、苦手なマーガリンをつけていた
記憶が蘇ります。

動物性脂肪は不飽和脂肪である植物性脂肪と異なり、
飽和脂肪であることが多いんです。

つまり、飽和脂肪である動物性の油のメリットは、
熱などにより変化しにくい点があります。

だからと言って、動物性なら安心だと
手放しで喜ぶことはできません。

本来カラダの一部となりうる動物性の油ですが、
残念なことに、一般的には、添加物や毒性の強いものが
入っている質の悪い油が多いことは否定できません。

動物性であっても、植物性であっても、
酸化を防ぐために、酸化防止剤が入っていることが多く、
ピュアで質のよい油を探し求める消費者意識も高めて
おく必要があります。

揚げ物はなるべく自宅で

良質な油を選んで、なるべくサラダにそのままかける
などして、火を通さないようにしたいものです。

加熱することで、より酸化がすすみ、
せっかく良質の油を選んで購入しても、
質の悪い油になってしまうことを
忘れないようにしたいものです。

そのため、極力揚げ物を控えて頂き、どうしても
揚げ物が食べたい時は、ご自宅で揚げて、揚げたて
頂くということを意識して欲しいのです。

唐揚げや天ぷらなど、翌朝のおかずやお弁当に
入れようなんて、なるべく考えないでください。

古い油は、換気扇に付着したベトベトな汚れ
であると思い出してください。

外食で揚げ物は控えて欲しいですが、
どうしても食べたい時は、油をこまめに入れ替える
良心的なお店でお召し上がりください。

最後に・・・

最後まで読んで下さり、ありがとうございます。

お酒を飲まないのに、肝臓の疲労から腰痛を
かかえている方の多くは、油ものが大好き。

先日も・・・
「週に3日は、揚げ物を外で食べる」
とか
「毎日、ポテトチップス一袋空けてちゃう」
とおっしゃる方も少なくありません。

今回は、ちょっと耳の痛い話ばかりでしたが、
肝臓がお疲れの方は、お酒を控えるだけでなく、
油ものにご用心くださいませ。

質がよく、保管状態のよいもの。
そして、なるべく過熱を避け、
新鮮な状態で使うことを意識してみてください。

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