せっかくの春なのに、止まらない鼻水や目のかゆみなどで、本当に嫌になっちゃいますよね。
「集中できなくて、仕事にも影響が出るから、薬で早く楽になりたいけど、なるべく薬は飲みたくないんだよね」と思うあなたへ
花粉症は、カラダに取り込み過ぎた花粉が原因だけではなく、自律神経の乱れによる体質や生活習慣の問題でもあるんです。
なぜなら、もし花粉だけのせいだったら、杉の木が多い山の近くに住んでいる方は、みんな花粉症を発症しているはずですよね。
それでも、花粉症を発症している人と発症しない人がいるのは、なぜでしょうか?
実は、体質を改善しなければ、根本的に花粉による不快な症状は、抑えられないとうことは、あまり知られていません。
内臓調整療法師として、体質改善のお話の前に、少しでも症状を抑えられる方法をお伝えします。
是非試してみてください。
花粉症対策! 症状を抑えるためには、保冷剤を握るだけ!
保冷剤をにぎれば、花粉症で困る症状、鼻水や目のかゆみ、炎症が抑えられる。
保冷剤って?
よくケーキ屋さんで、持ち帰るとき、もらう保冷剤のことです。
保冷剤による療法は、行徳で内臓調整療法師会の南先生に教わりました。
保冷剤による刺激を知るまでは、花粉症の季節、箱のティッシュは手放せず、薬の影響で、喉(のど)もガラガラ。
長谷川の個人的感想ですが、「注射を打ってもらっても、つらかった自分を救ってくれたのは、薬や特別な漢方薬でもなく、家の冷蔵庫にあった保冷剤でした」という印象です。
保冷剤を握れば、自律神経のバランスが整う可能性あり。
花粉がカラダにつかないようにすることも大切ですが、自律神経(内臓や血管の働きを調整する神経)のバランスを整えることも大切なんです。
- 緊張時に優位になる交感神経
- リラックスした時に優位になる副交感神経。
花粉症がひどくでる人は、副交感神経が優位になり過ぎていることが考えられます。
そして、腸内環境の乱れとも大きく関係しています。
保冷剤による寒冷刺激により、交感神経をあげて、副交感神経を抑えることが副作用のない体質改善の一歩なのです。
保冷剤の握り方とは?
「冷たい~というより、やや痛い」
「でも、これで、鼻がとおってくるから不思議」
保冷剤を片手で握り、手が冷たくなり辛くなってきたら、反対の手で持ち替えます。
「寒いのに保冷剤を握ったら、ますますカラダが冷えるの嫌」という方もいらっしゃいますよね。
でも実際に保冷剤を握った人の感想は、驚くことに「手が冷たくなってきたけど、なんだかカラダがぽかぽかしてきた」という方もいらっしゃいます。
普段からカラダが冷えて困るという方は、是非これを機会に生活リズムを整えて、冷えやむくみの解消もしておきましょう。そのためのアドバイスは惜しみませんので、何でも聞いてください。
何回持ち替えてもオッケー!
それぞれ持ち替えながら、両手あわせて、合計10分が目安。
初めて握った人は、握った瞬間に、鼻がすっと通る感覚に驚くかもしれません。
保冷剤の効果をより高めるためには?
朝が一番効果的です。
なぜなら朝は、副腎皮質ホルモンの分泌(ぶんぴつ)が活発しているからです。
太陽の光を浴びてから保冷剤を握れば、自律神経(内臓や血管の働きを調整する神経)も調整されやすい。
鼻水や目のかゆみといった症状がつらい人は、朝一の他に、午前中に、もう一度10分トライするとよいでしょう。
保冷剤による寒冷刺激の注意点。
冷た過ぎてつらいという人は、ガーゼなど薄い布にまいて握るという方法がオススメです。
手で握るのがつら過ぎたり、手で握れないという事情がある人は、足の裏に保冷剤をあてるとよいでしょう。
どうして、手のひらや足の裏が効果的なの?
手のひらは、動物でいう前足のようなもの。
動物にとって前足は、痛みや急激な熱さ、冷たさに敏感。身の危険をいち早く察知しなければならない。
手のひらに急激な寒冷刺激を与えることで、「ゆったり副交感神経を優位にしている場合でなない」と脳をだます訳です。
脳へのいいウソ(だまし)が、交感神経のレベルを上げて、自律神経のバランスを整えるのです。
ステロイド剤などにより、炎症を抑える薬は副作用が伴います。しかし、同じホルモン剤でも、寒冷刺激により、自分のカラダの中から出てくるホルモンとは大きく異なります。
もちろん、あまりにも症状がひどい場合には、医師や専門家の指導のもと、無理しないで正しく薬を使ってくださいね。
よく整体師の先生の中では、「薬は絶対にダメだ」なんておっしゃる方もいらっしゃいますが、西洋がいいとか、東洋がいいとか争わず、お互いにいいところを認め合う世の中になれたら嬉しいです。
最後に・・・
今回は、花粉症で辛い症状を抑えるための改善策のひとつとして、保冷剤を握る寒冷刺激をご紹介させていただきました。
花粉症だけではく、内臓調整療法師会で、保冷剤療法は、ぜんそく、アトピー性皮膚炎、関節リウマチ、潰瘍性大腸炎といったアレルギー性疾患や自己免疫疾患(じこめんえきしっかん)にも効果があると教えてくれました。
副交感神経が優位になり過ぎるのは、不規則な睡眠、食べ過ぎ・飲み過ぎ・イライラなど様々な原因があります。
保冷剤による寒冷刺激とあわせて、糖質制限など食生活を見直したり、腸内環境を整えることも大切です。糖質制限の注意のポイントや腸内環境を整える方法は、内部リンクとして別の投稿で詳しく解説していますので、併せてご参考にしてみてください。
なるべく薬に頼らなくてもすむ快適な春を過ごすため、少しでもお役に立てたら嬉しいです。