寝ても寝ても眠い、だるいの原因とは? 原因と5つの対処法とは?

寝ても寝ても、なかなか疲れがとれず、スッキリしない。

「やる気はあるのに、いつも眠くて、集中力がなくて困っている」とお悩みのあなたへ。

病院に行っても原因が分からない場合には、それは自律神経の乱れかもしれません。

睡眠を充分とっているのに、「いつまでも眠い」「だるい」という人の原因と対処法についてお話していきます。

寝ても寝ても眠い、だるいの原因と対処法とは?

自律神経とは、内臓や全身の器官をコントロールしています。自律神経には日中優勢になる交感神経睡眠時などリラックスした時に優位になる副交感神経があります。

よく、「どっちが優位になった方がいいの?」と施術中に聞かれますが、どちらがいいということではありません。交感神経・副交感神経それぞれバランスを取り合っていることが大切。

車の運転にアクセルブレーキ、それぞれ両方必要であるように、自律神経も交感神経・副交感神経それぞれに役割、使い分けが大切なのです。

「目の前に急カーブが迫っているのに、アクセルを全開に踏みこめば、どうなるか?」分かりますよね。

アクセルとブレーキは、自分の意志で使い分けることができますが、自律神経は自分の意識だけで使い分けることができないので、原因が見つかりにくく、生活習慣と大いに関係があります。

寝ても寝ても眠い人は、自律神経が乱れ、副交感神経が必要以上に優位な状態と言えます。

では、どんなことをしていると自律神経は乱れるのか?

自律神経が乱れる原因とは?

睡眠時間が不規則が原因。

睡眠は、長ければ長いほどいいというものではありません。自律神経が乱れた状態での睡眠は、質のいい眠りとは言えません。カラダ本来の生活リズムに合っていない習慣は、確実に自律神経を乱します。

 

夜更かしや仕事の関係で、昼と夜が逆転していませんか?

睡眠時間を単純に長くしても、毎日寝る時間が不規則であれば、質のいい睡眠がとれず、「寝ても寝ても眠い」ということになるでしょう。

寝る直前に食事をしたり、寝るぎりぎりまでスマホを見るのも自律神経の乱れとなり質のいい睡眠の妨げになります。

 

食生活の乱れにより副交感神経が優位な状態が原因。

副交感神経が優位になるのは、夜の睡眠時やリラックスした時ばかりとは限りません。食後、眠くなるのは、内臓は副交感神経を優位にして、消化にあたるからです。

普段から、お腹いっぱいになるまで食べるという人は、常に消化にエネルギーを費やし、常に副交感神経が優位な状態であり、眠い、だるいという症状を長引かせてしまいます。

更に、炭水化物や糖質中心の食事をしているという人は、ウソの空腹感をもたらし、過食に走りがちです。

糖質を正しく制限し、食べる順番を気にしたり、よく噛んで胃や腸の負担を軽くしておくことが大切です。

 

アレルギー体質で副交感神経が優位な状態が原因。

アレルギーを持っている人は、副交感神経が優位になり過ぎた状態です。内臓調整療法は、施術により交感神経を鼓舞することで、神経のバランスを整えています。交感神経のレベルを上げることで、副交感神経をある程度抑えることができるのです。内臓体壁反射(ないぞうたいへきはんしゃ)とは? 内臓の疲れが肩こりや腰痛につながるって本当?

内臓の疲れ(緊張)により、自律神経は乱れていきます。それぞれの内臓、臓器の器質的な機能低下、病気などにより乱れている場合がありますので、日頃から眠い、だるいという症状が続く場合には、医師など専門家に相談してください。

 

自律神経のバランスを整える生活習慣とは?

対処法1:アレルギー対策。

花粉症などアレルギーが出るのは、副交感神経が優位になっている状態。

まずは、花粉やハウスダストなど副交感神経が優位になりやすい環境を改善しましょう。部屋やエアコンの掃除、布団を表裏両方干すなどアレルギーの原因を取り除くのも、質のいい睡眠のためですよ。

掃除に集中すれば、眠い、だるいということを考えずに済むという効果もあります。

 

対処法2:食べ過ぎ・飲み過ぎに注意する。

食べ過ぎ・飲み過ぎによる負担は、副交感神経を必要以上に優位にしてしまう。腹八分目休肝日を作るなど食生活にも気をつかいましょう。好きなだけ食べて、だらだら寝るのは、更なる眠い・だるいをうむだけです。

 

対処法3:夏でも下半身は冷やさない。

下半身の冷えは、自律神経を乱れさせます。上は半そでで冷やしつつ、下半身は冷やさないようにしましょう。脳を中心に上半身を冷やし、下半身を冷やさないようにするのは、自律神経を整え、質のいい眠りには不可欠です。

夏だからといって、半ズボンやパンツ一丁なんて人はいませんか?

いくら暑くて寝苦しいからといって、パンツ一丁で寝るというのは、オススメできません。

足の裏から熱を逃がす必要があるので、睡眠時は靴下をはかずに、下半身は布団をしっかりかけて、下半身、特に足首は冷やさないようにしましょう。

 

対処法4:足のむくみを解消しておく。

足のむくみは、心臓の負担にも繋がります。心臓が疲れれば、全身に必要な酸素や栄養素を送ることができなくなります。

心臓のポンプは、足先など全身に血液を送る働きがありますが、足先の血液を心臓まで吸い上げることができません。

心臓の負担は、全身の栄養不足により、疲れを解消しにくくなります。心臓へ血液を運ぶ役割が、ふくらはぎなどに代表される足の筋肉群なのです。フットリフレッシュなどを利用したり、毎日ちゃんと湯船に浸かるなど足のお手入れも質のよい眠りには必要で、大切なことです。

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対処法5:内臓調整療法を通して、肝臓のほぐしをしておく。

肝臓の疲労は、全身の血液の質に大きく関係しています。肝臓で全身の血液を綺麗にし、心臓に戻す役割があります。肝臓の乱れは、全身の乱れと自覚すべし!

肝臓のうっ血(たまった古い血液)を解消し、綺麗な血液を全身に送りましょう。

空腹な時、いきなり糖質から口にすれば、すべて肝臓の負担となっていまいますので、野菜やおみそ汁など炭水化物・糖質以外から口にするようにしましょう。食べる順番、食べる量、食べる時間帯は自分でできる自律神経の調整です。

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最後に

いかがでしたか?

生活の乱れ、自律神経の乱れは、カラダの疲労だけではく、ココロの疲労にも繋がっています。

「寝ても寝ても眠いから、日中もだらだら寝てしまおう」のは、日中も副交感神経が優位になり過ぎてしまいます。

本来、交感神経が優位でなければならない時間帯に、副交感神経が優位になれば、ますます質の悪い睡眠のワナから抜け出せなくなってしまいます。

「一生懸命、寝よう、寝よう」と寝ることばかり考えるのではなく、「食生活も含めて、全体で考えよう」という発想のきっかけとなって下されば嬉しいです。

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