余震とは思えないほどのたび重なる規模の地震。多くの被害が出る中、被災地の方々の不安を考えるといたたまれない気持ちでいっぱいです。心からお見舞い申し上げます。
被災されている方は、直接的なケガだけでなく、避難所などでストレスが多く、車の寝泊まりによりエコノミー症候群を伴う健康被害も多いと報道されています。ラジオ体操やストレッチなどを取り入れたり、少しでも体を動かせればいいですよね。
エコノミークラス症候群」をご存じですか?
飛行機で長時間旅行したあと、飛行機を降りて歩き始めたとたん、急に呼吸困難やショックを起こし、ときには亡くなることもある。これが「エコノミークラス症候群」と呼ばれる病気の典型的なケースです。
最近テレビや新聞などで、これまで健康だった人が突然死を起こす病気の一つとして時々取り上げられていますので、この病気の名前を聞いたことがある方も多いと思います。
飛行機のエコノミークラスで旅行すると、長時間狭い椅子に座ったままの状態を強いられることが多く、足の血液の流れが悪くなり、静脈の中に血の塊(静脈血栓)ができることがあります。この静脈血栓は歩行などをきっかけに足の血管から離れ、血液の流れに乗って肺に到着し、肺の動脈を閉塞してしまいます。これがエコノミークラス症候群です。怖い病気として1980年~1990年ごろから有名になりました。
この病気はエコノミークラスの乗客だけでなく、ビジネスクラス以上の乗客や、車の長距離運転手などにも発症することが知られてきましたので、「旅行者血栓症」とも呼ばれています。
急性肺血栓塞栓症はどう予防すればよいのでしょうか?
エコノミークラス症候群の予防法は(1)航空機で長時間の旅行中、十分な水分を摂取する一方、脱水を招くアルコールやコーヒーを控えること(2)足を上下に動かすなど適度な運動を行うこと、とされています。席から出にくく、トイレに立つのもおっくうになりやすい窓側より、すぐに立って歩ける通路側の席にするのも予防のこつです。
引用:国立循環器病研究センター
今かかえる不安、そして将来への不安などにより、頭痛や肩こりが辛くなる方も多いと存じます。そこで今回は、満足な医療を受けられない状況において、少しでも自力で痛みを止める方法の一部をご紹介していきたいと存じます。
痛みと神経の関係とは?
痛みは自律神経と深い関係があります。特に腰の骨がずれてくると骨盤の神経に刺激が入り、副交感神経が優位となり様々な症状が現れやすくなります。整体や治療院で調整を行った後、かえって痛みが強くなったという場合は、副交感神経が更に優位になったと考えられる。内臓調整療法師会では、背中の刺激を入れた後は、おなかの調整をする事で自律神経のバランスを整える事を大切にしています。副交感神経が優位になっている人は内臓の緊張が強くなっている場合が多い。
交感神経優位と副交感神経優位については、自律神経のバランスを整えた生活をするために・・・をご覧ください。
自律神経の乱れを整えないまま、不調と思われる場所を強くもみほぐしたりするだけでは、痛みを止めにくい。そこで、自分でも簡単な方法でバランスを整え、痛みを止める方法はないのか?まとめてみました。背中への刺激が有効かと思いますが、なかなか自分の背中は届かないですよね。そこで、自分でも押しやすい手や足の刺激により痛みを止める方法をまとめてみました。
交感神経・自律神経それぞれの乱れによる特徴とは?
交感神経の乱れによる痛み
痛みがするどく、局所的にはっきりとした痛み。体が解毒をしている時に伴う。打撲やムチ打ち。関節の動きが制限されやすい。
副交感神経の乱れによる痛み
交感神経の乱れのような場所が特定できない漠然とした痛み。めまい、冷える。頭痛。のぼせ。痛みが繰り返しやすい。婦人科系の悩みなど
交感神経・副交感神経が両方伴う痛み
じわじわと続く不快な痛み。だるさを伴う。胸のあたりの不快。胃がもたれる。しゃっくり(横隔膜の緊張) 動悸(どうき) おなかが張る。腹痛。婦人科系。泌尿器科系。痔(ぢ) 口内炎など
それぞれの自律神経の乱れを放置したまま調整しても、効果は薄い。まずは自律神経の乱れを自分でも整えやすい方法をまとめてみました。不安を解消し、痛みを和らげるツボを参考に、押しながら弛めてみましょう。不快なエネルギーが体の中から流れでる感覚を味わってみて下さい。
それぞれの痛みに対する対処する6つのツボはどこか?
交感神経の乱れによる痛み
・三陰交(さんいんこう)
・間使(かんし)
副交感神経の乱れによる痛み
・懸鐘(けんしょう)
・三陽洛(さんようらく)
交感神経・副交感神経が両方が伴う痛み・栄養の乱れによる痛み
・公孫(こうそん)
・内関(ないかん)
最後に・・・
避難所などでは、食べ物や水分の不足、窮屈な場所でお互いに気を使いながらのざこ寝。トイレにも行きたくても行きにくい。そんな状況でストレス性の頭痛などが出てしまうのも無理もありません。ストレスに反応して、カラダはますます血行不良になりやすいので、上記のツボに併せて、ふくらはぎをよくもんでおくこともしていきましょう。ふくらはぎがむくむという方はこちらもご覧下さい。
自分自身で気になる場所を押してみたり、押しあったりしながら、少しでもストレス軽減になれば幸いです。