生理前にイライラして、つい旦那さんや彼氏に、やつ当たりをしてしまう。
ご本人にとっては、時には会社を休まなければならなほど、だるくなったり、本当につらいですよね。
生理前のイライラや肌荒れ、女性特有の体調不良の原因は、お腹の冷えや硬さにあった?!
PMS(月経前症候群)なのか、それとも、似たような症状で区別しずらい更年期障害など、「いったい自分は何に当てはまるか?」気になる方も多いですよね。
あれこれ悩むよりも、診断名がはっきりするだけでもとホッとするかもしれません。
医師ではないので、ここでは診断も処方もできませんが、実は、女性特有の体調不良でお悩みの方に共通していることは、「お腹が冷えている」「お腹が硬くなっている」という特徴があります。
そこで、内臓調整療法師として、女性特有の悩みをかかえている方のお腹に、たくさん触れてきたからこそ伝えたいお腹の冷えと硬さを解消する方法をお伝えしていきます。
お腹の冷えや硬くなる原因とは?
本題に入る前に・・・
PMS(月経前症候群)には、どのような症状があるのか、人それぞれ。
PMSの不快な症状は、なんと200種類以上とも言われています。
中でも多いのは、生理前にイライラしたり、怒りっぽくなるだけでなく、落ち着きがなくなる、憂鬱な気持ちになるだけでなく、肌あれ・にきびができやすい・のぼせやすいなど・・・
「もうどうして男性は、この辛さ分かってくれないの?」って言いたくなりますよね。
そして、下腹部がはる感じがする、下腹部に痛みを感じるだけでなく、頭や腰が重く感じたり、痛かったり、乳房が痛いなど人それぞれです。また人によっても症状が異なりますが、同じ方でもその月によって、大きく異なるようです。
PMSの症状は人によってさまざま。
また同じ人でも月によって違い、その種類は200以上と言われています。
もしあなたが月経(生理)の前にココロやカラダに不調を感じることが多いのならば、それはPMSの症状かもしれません。
以下の症状、当てはまるものはありますか?引用:ゼリア新薬工業株式会社
これだけ症状が千差万別でしたら、単純に生理前だからだけという訳でもなさそうですよね。
お腹が冷えて硬くなっている人の特徴とは?!
まずは、お腹が冷えて、硬くなっている方の多くは、圧倒的に咀嚼が足りず、血液やリンパの流れが悪くなっていると考えられます。
「また咀嚼の話?!」と言われそうですが、女性特有のお悩みをかかえている方は、ほぼ皆さん!!と言っていいくらい、実は咀嚼が足りていないんです。
生理前だけでなく、日頃から胃腸も疲れていませんか?
特に、つらくなるのは、生理前に限定しているのかもしれませんが、日頃から内臓体壁反射により、肩こりや頭痛、腰痛も出ているかもしれません。
人によって症状は異なりますが、気圧が下がると頭が更に痛くなる方も少なくありません。
普段、あまり薬に頼りたくないから、普段の肩こりや頭痛や腰痛は、飲まずに我慢して、生理前に頭痛などひどくなったら、その時期だけ毎月薬を飲んでしのいでいるという方も多いようですよね。
お腹をさすってみましょう。優しくお腹を押してみましょう。
改めて、お腹をさすってみましょう。自分で思っている以上に、お腹冷えていませんか?
改めて、両手の指をそろえて、まんべんなく優しくお腹を軽く押してみてください。硬かったり、痛みがあったり、違和感があるところはありませんか?
人によっては、胃が下がっているのを感じるかもしれません。内臓が正しい位置にいないとぽっこりお腹の原因になり、見た目だけではく、胃や腸に卵巣や子宮が押しつぶされて血流障害を起こしているかもしれません。
お腹を温かく、柔らかくする方法とは?
診断名により、色々な対処法があるかと思います。詳しくは専門家にご相談ください。
その上で、まずは日頃から、お腹を冷やさないようにしましょう。
まずは物理的に温める。
まずは、物理的にお腹を温かくしましょう。
お腹出すファッションなど避けて、お腹が冷えない工夫をしましょう。
頭寒足熱という言葉もあるように、頭は冷やして、お腹から下は温めることが、昔からの知恵です。
右手を下に左手を上に、両手を重ねて、おへその周りを時計回りに、ゆっくり何周かさすってみましょう。
気持ちが大事!!
「何とか辛い症状治まりますように」と切羽詰まってお腹をさするのではなく、「日頃冷やしてごめんね。いつもありがとう」と感謝しながら、優しく、「優しくですよ!」まわしながら、さすってあげてください。
あなたの大切なお腹なのですから!!
糖質を避け、ミネラル不足に注意する。
糖質について・・・
糖質は、カラダを冷やすだけでなく、炎症の元となります。
生理前にイライラして、ついケーキや甘いものに走っていませんか?糖質や代替え甘味料などカラダを冷やすものは避けてください。
それとは反対に、天然の塩などミネラルは積極的に摂りましょう。
カラダが冷えている方は、ミネラルと水分不足の方が多いです。
塩分について・・・
「塩分摂り過ぎは、高血圧症の原因となり、カラダにもよくないんでしょ?」とおっしゃる方も多いですが、それは精製された塩化ナトリウムの話です。むくみがひどいと心配される方は、積極的に天然のミネラルたっぷりのお塩を摂って欲しいものです。
天然のミネラルたっぷりのお塩と精製された塩化ナトリウムの塩とは、似て非なるものです。
ミネラルたっぷりの天然のお塩は体温を上げ、砂糖は体温を下げてしまうと覚えておいてくださいね。
水分について・・・
肌あれにお悩みの方は、特に水分が足りていないかもしれません。
一日体重×30ミリが必要の目安になります。体重が50キロの方は、1.5リットルは必要なんです。水分が足りなければ、肌が乾燥しやすくなったり、カラダの毒素が排せつによって出しにくくなり、便秘や肌荒れの原因にも?!
真水を積極的に摂りましょう。
ちょっと余談ですが・・・
ケーキなどを作る際、砂糖を入れて泡立てると生地が膨らみますよね。塩を入れても膨らまない。つまり、膨らむということは、体内でも同じ。膨らむことは、ダイエットの敵となるだけでなく、カラダの中で炎症・肥大を起こしているのです。
冬に夏野菜を食べない
冬に、トマトやきゅうりなど多用していませんか?
夏のお野菜は、夏の熱くなったカラダを冷やす効果がはる反面、冬に食べるとカラダが夏だと思い、冷えの原因にもなります。旬の食べ物とは何か意識することも大切です。
今は、スーパーなどで、年中同じ野菜などが手に入り、便利な反面、「旬には旬のものを頂く」という食文化が崩れつつあります。
冬には、根野菜など、冬らしいものを頂くとよいでしょう。
一に咀嚼、二に咀嚼
普段、何回くらい食事中、噛んでいますか?
今、この記事を読んでいるあなたは、咀嚼が足りないかもしれません。柏内臓調整療法院では、咀嚼の重要性を何度もお伝えしているので、常連の方は「また咀嚼の話?!」と思われるかもしれません。
でも、PMS(月経前症候群)でお悩みの方だけなく、日頃から肩こりや頭痛、そして腰痛でお悩みの方は、積極的によく噛んで欲しいのです。
咀嚼が足りなければ、食べ物がごろごろ塊の状態で胃腸に運ばれる訳ですから、一生懸命消化しようと動くことで、胃や腸も硬くなってしまうのです。必要以上に内臓も筋トレさせられていると内臓の気持ちにもなってみましょう。
先ほど、お腹をさすりながらとお伝えさせて頂きましたが、ここで改めて、「いつもあまり噛まずに飲み込んでごめんね」「いつも一生懸命消化してくれてありがとうね」と声をかけながら、さすってみるとよいでしょう。
足のむくみを解消する
むくみなど、足先に行った血液が戻らないことにより、内臓もむくんでいるかもしれません。足湯やフットリフレッシュなどを活用して、足からお腹も温めましょう。
青竹など踏むなどして、足の裏も刺激すると以外といいですよ。
最後に・・・
最後まで読んで下さり、ありがとうございます。
結局は日頃の不摂生が原因なんだね・・・と反省しながら、余計にイライラしたり、頭が痛くならないでくださいね。
薬などにより、一瞬で痛みや不調を忘れることができるかもしれません。
しかし、忘れることはあっても、症状を抑えることとカラダがよくなることは、異なることもございます。たまに整体師の先生の中で、「断薬して整体しましょう」なんていう方もいらっしゃいますが、医師ではありませんので、最終的な判断はご自身で行ってください。
追伸・・・
ローマは一日してならず。
「今の辛い症状をいち早く何とかしたい」というお気持ちは十分伝わっています。しかし、そんな辛い症状は、一日にしてならずで、日頃からの食生活や生活リズムの積み重ねでもあります。
ミラクルな方法をお探しの方は、期待外れでごめんなさい。
でも、「自分のカラダは自分でよくする!」と決意すれば、地道な努力も、きっと実を結びます。
お腹を冷やす糖質を避け、よく噛み、お腹に感謝しながら時計回りにおへそ周りをよくさするなど心がけて、少しずつあなたが元気になること、切に願うと共に、あなたの地道な努力、応援しています。
「あれ?何だかいつもと違ってつらいな」と感じたら、ひとりで悩まないでくださいね。