食欲不振で、顔がうす汚れて見える場合は、もしかして尿毒症の疑いがあるかも?

食欲不振で、顔がうす汚れてみえる方がいらっしゃると尿毒症の疑いがあるかもしれません。

そんな方が施術にいらっしゃると「水分を多めにとっても、なかなかおしっこがでない」と訴える方が多いです。

特に女性は、トイレに行くことを我慢しがちの方が多いので、尿毒症の疑いが高い。

足の小ゆびをみると過敏で、硬くなっています。

内臓調整療法師として、日頃から気をつけたい尿毒症の症状と調整方法についてお話していきます。

本題に入る前に、ちょっと腎臓の働きをおさらい。

腎臓は、2つあり、血液を濾過(ろか)して、カラダに必要なものと不要なものを分けて、必要なものは、再び血液に戻す。不要なものは尿として排泄するとても大切なことをしてくれています。血液の量が多すぎる場合、腎臓に働きかけて、尿として出せと指令だすのは、実は肝臓。肝臓はお酒の解毒だけではなく、腎臓と心臓と連携して、カラダの水分量を調整してくれているんです。まさに肝腎(心)要(かんじんかなめ)ですよね。

更に腎臓は、カラダの体液を一定の弱アルカリ性に保ち、正常にするために、日々働いてくれているんです。

尿毒症とは?

カラダを成長に保つために働いてくれている腎臓。その腎臓の機能が低下したり、ストップしてしまうとカラダじゅうに尿素や窒素化合物がたまって、中毒症状が現れます。これが尿毒症です。進行して腎不全になるとおしっこが一週間でないくて辛いだけでなく、生命の維持も難しくなるので、気をつけたい。慢性化する前に、日頃から注意をしていきたいですよね。

尿毒症にみられる具体的な症状とは?

腎臓の病気が怖いのは、初期段階では、ほとんと自覚症状がないという点です。検査で初めて分かるという人が大半。

顔色が悪くなったり、むくみが出やすく、血液の水分調整がうまく働かないため、血圧が高くなったりすることもあります。場合によっては、毒素が出せないという弊害だけではく、必要なものまで排泄してしまいカラダがだるくなったり、貧血気味になったりする場合もあるようです。

 
【脳】意識障害、けいれん、不眠、頭痛
【眼】視力障害、眼底出血
【口】尿臭、歯肉出血、味覚異常、金属様の味
【顔】むくみ、黄土色、貧血様
【心臓】心肥大、心不全、心膜炎、動悸、高血圧
【肺】咳、息苦しい、肺水腫、胸水、大きな呼吸になる
【血液】尿素窒素・クレアチニン・カリウム上昇、貧血、酸性になる
【腎臓】尿量減少
【胃腸】食欲不振、吐き気、嘔吐、下痢、潰瘍
【皮膚】皮下出血、むくみ、色素沈着、かゆみ
【末梢神経】感覚異常、イライラ感
【骨】低カルシウム血症、高リン血症、骨病変
引用:全腎協
 

オススメしたい生活習慣

腎臓は、カラダの環境を整える重要な臓器。生活習慣を整えて腎臓の負担を少なくしてあげることが大切なんです。ここでは、腎臓の負担の少ない生活習慣をまとめてみました。

冷えや疲労をためないように。

あたり前と言われるかもしれませんが、冷えや疲労をためてしまうと腎臓にも負担がかかってしまうと意識してください。冷房や冷たい飲み物などで、真夏の暑い時期でも、意外とカラダは冷えているものです。長谷川内臓調整療法院では、真夏の季節でも、施術前にはホットストーンでじっくり温まって頂いております。

塩分の摂り方に注意する。

腎臓の負担には塩分の摂りすぎに注意と指導されるかと思います。判断は主治医の指示に従ってください。しかし、何でもかんでも「減塩、減塩」と騒ぐのは疑問が残ります。完全に塩分をカットしてしまえば、カラダにとって大切なミネラルが不足していまうからです。

塩分とは、精製された塩化ナトリウムから海からくみ上げた天然の塩から様々です。それをひとくくりにして、塩分を控えようというのは、安易過ぎます。化学的な塩化ナトリウムを控えて、製法にこだわった天然のミネラルたっぷりな塩を選ぶことが大切なんです。

風邪を引いたら、早目に休む。

風邪は、熱を出したり、汗をかいたり、カラダの毒素を出すための大切な症状。風邪そのものが悪いと決めつけ、必要以上に熱を下げたり、風邪薬を飲んで、無理やり動こうとはしないでください。子供やお年寄りの高熱は注意が必要ですが、通常であれば、それなりの熱は、カラダが必要だから出しているのです。

特に季節の変わり目の風邪は、次の季節を乗り越えるためにカラダを変えようとする大切な儀式。夏のカラダから冬に耐えられるカラダに。冬のカラダから夏に耐えられるカラダに。いわば幼虫から蝶になるための大事なサナギの時期。サナギの殻をむしって中をみようなんてしないでください。

 

風邪を引いたときこそ、内臓調整療法

これは師匠でもある内臓調整療法師の南先生の言葉。風邪を引いたら、抗生物質や薬に頼らず、内臓調整療法でカラダを整えてからしっかり休む。これは大変理にかなった言葉であると確信しております。

 

おかしいと思ったら、専門医に相談しよう。

顔やいやにどす黒い。まぶたが、ずっとはれぼったい。尿の出が明らかに悪い。頭痛があるなど症状がある場合には、専門医に相談してください。冒頭にも申し上げましたが、腎臓の低下は、自覚症状が少ないということ。進行する前に早期発見できれば対策の選択肢も広がります。

 

最後に・・・

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

施術が終わってトイレに行ったら、「すごい利尿作用があった」と笑顔でおっしゃって下さるのは、本当に嬉しいことです。首や腰の調整と共に足の小指の調整をこころがけております。L2(腰椎2番)が悪い人は、排尿がよくない人が多いです。

肝腎要!!

日頃から肝臓と腎臓を労わり、人生前向きな皆様にとって、快適な人生のための情報のひとつであれば、嬉しく思います。

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