いつも生理痛がひどくて・・・
- 「お腹が痛い」
- 「下腹が痛い」
- 「お腹の下の方の奥が、重くだるい」
と悩んでいませんか?
生理痛がひどいときは、少しでもお腹の痛みを忘れて、仕事や家事に専念したいですよね。
つらいときは、痛み止めを飲んで、解消しようとする方が大半かと存します。
でも本当は・・・「なるべく薬には頼りたくない・・・」と思っているあなたへ
あなたのお腹・下腹部の痛みを少しでも薬に頼らなくても解消できる方法を7つにまとめてみましたので、ご覧ください。
一般的に言われている生理痛の原因とは?
お腹が痛いといった生理痛の原因は、一般的に以下のように言われています。
- プロスタグランジンという物質が過剰に働く。
- 冷え症が原因。
- 子宮・卵巣そのものの機能低下。
- 運動不足。
- 精神的疲労が痛みを更に強くしている。
- 子宮内膜症(しきゅうないまくしょう)・子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)など別の病気が隠れている。
痛みを更に強くするプロスタグランジンは悪者?
痛みを強くするプロスタグランジンは、抑えればいい?
生理直前から前半まで、プロスタグランジンという物質が急激に増えることで、痛みを強くする。このプロスタグランジンは、いろいろな種類があり、いろいろな働きがあります。
生理痛に特化して考えると子宮を収縮・子宮内膜をはがして張り替える作業をするという大切な役割があります。
その反面、過剰に分泌(ぶんぴつ)されることで、頭痛や腰痛・だるさ・吐き気などの生理痛の原因として、「プロスタグランジンを抑えれば生理痛は、ほとんどないと」考えられるのも無理はありません。
しかし、痛みを抑えるために、血液が子宮の収縮を抑えたり、子宮内膜の張り替え作業するというカラダ本来の働きを抑えていいの?と疑問が残ります。
実は、生理のタイミングだけでなく、日常的にあなたの子宮や卵巣・卵管の血流不足で弱っていませんか?
生理による自律神経の乱れが、隠れていたお腹の痛みが症状として、顔を出しているに過ぎません。
内臓体壁反射により、様々な症状がでている。
生理痛というのは、本来ないもの!
大切なことですので、もう一度言います。
生理痛というのは、本来ないもの!
生理痛には、子宮や下腹部(かふくぶ)そのものに激しい痛みがともなうものとカラダ全体の血液の流れ、血液の分布のアンバランスによる子宮や下腹部以外の場所の不快な症状とに区別されます。
- 子宮・下腹部そのものの痛み
- 下腹部以外の不快な症状
どちらの場合にも、お腹の血液の流れが悪くなっていることが原因です。
今回は、子宮・下腹部そのものの痛みの原因と解消法について、まとめてみましたので、ご覧ください。
子宮・下腹部以外の不快な症状は、こちらをご覧ください。
それでは、順番にお話ししていきます。
子宮・下腹部そのものが痛くなる原因とは?
カラダは、痛みというシグナルを発信することで、「ここ 血液 足りてない!」と教えている。
痛みというシグナルに反応して、心臓のポンプを活発化し、足りていないところに血液を送ろうとしているのです。
子宮そのものに激しい痛みや不快な症状が現れる場合、カラダは、かなり弱っています。
過労やストレス、寝不足などが続いていませんか?
疲労がたまることで、子宮に血液を集められなくなっているのです。
それでは、日常的に子宮や下腹部に血液を集められなく、下腹部の不快な症状でお悩みのあなたへ
具体的に解消法を見ていきましょう。7つにまとめてみましたのでご覧ください。
なるべく薬に頼らないで解消する7つの方法とは?
解消法その1:横になってカラダをゆっくり休める。
こんなときは、安易に痛み止めにより、痛みや痙攣(けいれん)を止めてはならないのです。
お辛いかもしれませんが、痛みや子宮の収縮・痙攣が起こっているときは、横になってカラダを充分休めるしかありません。
解消法その2:ふくらはぎをほぐす。
子宮や卵管の血管は、骨盤内臓神経(こつばんないぞうしんけい)がコントロールしています。その神経は、ふくらはぎを通っています。
ふくらはぎのモーターポイント(皮電点)をまわし押ししながらほぐすと子宮が温まってきます。
ご参考までに・・・
子宮・卵管の血管を拡張(かくちょう):広げるのは、骨盤内臓神経(こつばんないぞうしんけい):副交感神経
子宮・卵管の血管を収縮(収縮):縮むのは、下腹神経(かふくしんけい):交感神経
内臓調整療法に入る前に、ふくらはぎのコリを取り除くと
- 「あ~なんだかお腹があったまってきた~」
- 「なんだか子宮があったかくなってきた」
とよく言われるのはこのモーターポイントの部分に刺激を入れているからです。
足湯やホットストーンで足を温めるのもおススメです!
日頃からふくらはぎのお手入れを大切に!
夜に足がよくつる人は、心臓病の前兆? 足が異常に冷たい人は必読!
解消法その3:ストレスをためない。
精神的ストレスは、肝臓の機能低下の原因となるだけでなく、生理の遅れの原因にもなりますので、ストレスをためないようにしましょう。
頭を冷やす。
足が冷えて、頭がのぼせやすくなっていませんか?
イライラしているときは、頭や首の後ろを冷やす。蒸しタオルが冷めるのを利用し、顔や首の後ろを冷やすと効果的です。
わざと口を大きく空けて、あくびをするのも効果的です。
あくびは、脳を冷やすクーラーのような役割をします。
解消法その4:糖質・脂質を抑える。
糖質・脂質は肝臓の負担に。
特に空腹時にいきなり甘いものや炭水化物から食べ始めるのはやめましょう。食べる順番に注意してください。
血糖値を急激に上げてしまうと、血糖値が反動で下がることでイライラもしやすいので、ゆったりと血糖値を上げる食事療法もココロがけてください。糖質制限ダイエット~どうせ頑張るのなら美容と健康にも有効な6つの注意事項とは?
解消法その5:内臓の疲れによる腰の反射点を取り除く。
腰の硬結(こうけつ):硬くなっているところをじっくり押し回しながら取り除く。
二つのテニスボールの上に仰向けで寝て、痛みがとれてくるまで体重をかけながら寝るのもおススメです。ご自身で心地いいところを少しずつずらしながら、痛気持ちいい(いたきもちいい)場所を探してみてください。
解消法その6:肝臓のうっ血を解消しておく。
内臓調整療法の肝臓舞活(かんぞうぶかつ)を定期的に受けて、肝臓のうっ血を解消しておく。
肝臓を整えながら、腹八分目を目指しましょう。
現代社会では、食べ物が飽和な時代につき、腹八分目よりも、腹六分目を目指すくらいで丁度いいかもしれません。
朝食を抜き、昼・夜の食事を腹六分目にすると、効果は倍増です。肝臓を守るためには、糖質制限も必要ですよ。
特に夜、足がつる人は、肝臓の機能が低下しているかもしれませんので、ふくらはぎのお手入れと食生活を見直してください。
夜、足がつるのは、肝臓の機能が低下している? ふくらはぎと肝臓との関係、徹底検証!
解消法その7:骨盤調整をしておく。
生理痛・腰痛の解消や最近では、妊活(にんかつ)で骨盤調整がいいと流行っていますよね。
確かに骨盤の歪みは、子宮を含めた内臓の働きに悪影響ですので、定期的に調整しておくことは大切です。
しかし、ここで注意が必要なのは、骨盤調整だけで生理痛が解消されない人が多いという点です。
なぜ解消されないかは、自律神経の乱れが骨盤の姿を歪ませるということを知らない、もしくは忘れているからです。
骨盤を調整し、歪みとるだけでは、その場しのぎでしかありません。
内臓の疲労がとれなければ、根本の解消法にはならないのです。生活の改善という自助努力と自律神経のバランスを整える調整法の両方が必要なのです。
骨盤調整を一時的な解消で終わらせないために、
- 自律神経のバランス調整
- 首の調整
- 背中の調整
- 骨盤の調整
- 肝臓のうっ血を解消する。
- 食生活の改善
- 生活のリズムを整える。
という7つの習慣をセットで取り組むようにしたいものです。
まとめ
いかがでしたでしょうか? 最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
ここでは、痛み止めの薬が必要かどうかの議論を第一の目的とはしていません。
どんな薬にも必ず副作用があるということを忘れないでください。
「生理痛は、痛み止めである程度抑えられるから」と毎月、薬を飲んでいるという意識もなく、飲み続けている人が大半です。おしゃれなケースに入っていたり、とても身近で手軽さを感じやすい印象もあってか、痛み止めを飲むことに抵抗がない人も多いでしょう。
痛み止めに対して、子宮の収縮や子宮の内膜を毎月はがして張り替えるという大切な作業が弱くなってしまうことをしっかり認識してほしいです。
子宮の内膜をはがせなくなることで、子宮内膜症を患ったりして、生理痛を悪化させてしまう方も多いと思います。
生理痛は、毎月やってくるものだから・・・
「どうせ、私は生理痛がひどい体質だから」とあきらめないでください。
あなたの血液をキレイにしてくれる肝臓の機能を上げていきましょう。
毎月あなたが生き生きと仕事や家事にも集中できる勇気となれる記事であれば幸いです。