和価値愛カードの説明
カード番号 | 14番 | 『忍耐』 |
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魚の絵 | カラフトシシャモ・キャペリン(樺太柳葉魚)/キュウリウオ科/秋・夏/約15㎝ 本シシャモよりは味は落ちても、強火で、さっとあぶれば、おつまみに最高。 |
自分自身に対して忍耐が必要であると教えてくれています。
自由に生きる力とは、選んで耐える力である
あなたは、誰のために、何のために、耐えようとしているのか?
14番「節制(忍耐)」のカードを通じて、「自由と責任」「意志ある忍耐」「自己選択の抽象度」について、お話ししていきます。
このカードが出るとき、あなたは「耐えるか、手放すか」「調和か、主張か」
そんな内なるバランスを問われているタイミングです。
視野が広い状態:「忍耐」と「辛抱」は、まったく別の行動戦略
まず覚えていてください。
忍耐と辛抱は違います。
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忍耐とは、ゴールに向かうための戦略的な一時停止や我慢。
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辛抱とは、目的もなく、誰かに従うだけの自己放棄。
「人間は、自らのゴールに対して“自由に耐える”ときに最大の力を発揮する」
つまり、「耐える」という行為そのものが問題ではなく、
何のために耐えているかが問われているのです。
このカードが出ているあなたは、
すでに「自分の人生の目的(ゴール)」を持っている。
だからこそ、今目の前の困難に対して忍耐という選択ができているのです。
自分の人生には、自分で責任を持つ
忍耐とは、自由な人間の責任ある選択です。
誰かに強制されたわけでもなく、
社会通念に縛られたわけでもなく、
「私は、私の未来のために、今この選択をする」と決めること。
「自由意志の獲得」自由とは、欲望に従うことではなく、責任を引き受けること。そしてその責任は、自分が掲げたゴールから発生する。
だからこそ、いまのあなたは、
一時的に困難な状況に見えても、決して奴隷ではありません。
あなたは、自らの意思で選び、自らの責任で進んでいる自由な存在です。
視野が狭い状態:「意固地」は、過去の執着であり、未来の否定である
一方で、今のあなたが苦しみの中にいて、
「何もかも八方塞がり」「どうして私ばかり我慢しなければならないの?」
と感じているなら・・・
それは、頑固ではなく、意固地になってしまっているサインです。
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頑固:自分の目的のために柔軟にブレずにいること
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意固地:目的もなく、過去の正しさに固執し、現実の変化を拒むこと
辛抱=社会的奴隷化の装置
辛抱は、あなた自身を麻痺させます。
「まあ仕方ない」「今は耐えろと言われたから」と、
目的なき我慢を続けると、心も身体も、情報空間も停滞し始める。
しかも、それだけでなく、
あなたの辛抱を周囲に連鎖します。
「我慢は美徳」と刷り込まれた世界では、誰も自由に生きられません。
「辛抱とは、他人の価値観を自分の意志だと思い込み誰も幸せになれない悪夢である。」
今こそ、その我慢が本当に必要なものなのか?
そしてそれは、あなた自身のゴールに一致しているのか?を、
おへその下のあたりに意識を向けて、静かに問いかけてください。
アファメーション:自分の意志で、自由に耐えられる存在である
私の耐える力は、ゴールという希望と結びついている。
私は、目的なき辛抱からは距離を置く。
私は、自分の人生に責任を持つ、自由で創造的な存在である。
あなたの忍耐は、未来の自分から感謝される強さです。
今は一見苦しく見えるかもしれないけれど、
この意識的な選択が、あなたの人生の主導権を取り戻す大きな一歩なのです。