先週末、朝一で、娘に「パパ本、読んで~」
とせがまれました。
最初に出された本は、絵本の『白雪姫』。
読み終わると娘は、大喜び。
当然のごとく、ここで「ありがとう~」で終らない。
「パパ、もう一冊」とアンコールの声が響き渡る。
次に持ってきた本が、『マッチ売りの少女』・・・・。
主人公の少女が馬車に轢かれそうになって、
靴が脱げてしまい、いたずらな少年に
靴を持っていかれてしまう。
裸足で雪道をこごえながら
歩くシーンを読みながら、
この辺りから怪しくなってきた。
怪しくなってきたというのは、
読み聞かせをしている小生が
すっかり物語りに感情移入
してしまったのだ。
声がうるうるしてきて、
両隣の娘たちが、
心配そうに小生を見つめる。
マッチをするうちに、
最後の大好きだったおばあさんが、
少女の目にうつるシーンで、
完全に号泣して、
続きを読むことができなかった。
(悲しい物語とは、覚えていたけれど、
こんなにも、悲しく切なかったっけ??)
戦闘不能となった小生は、
洗濯をしていて、その部屋にいなかった妻に、
「昌子ちゃん、代わりに読んで」と依頼。
状況を知らない妻は、
「たかちゃん(小生のコードネーム)、
面倒臭がらずに、最後まで読んであげなよ~」
「いや、そうじゃなくて、うるうるしちゃって、
もう読めないんだ」と告白すると、
「なんで、そんなに子供の絵本で、
世界に入っちゃってんの?」と
馬鹿にされる始末。
号泣した小生を見た娘二人も、
それにつられてか、号泣。
休みの朝から、親子3人で不覚にも、
大泣きしてしまった今日この頃です。
改めて、道ゆく人にも、
親切にしたいものですね。
その日は、アンパンマンの映画に
行く予定で準備をしていたのですが、
出かけ間際にご近所さんから、
柏のふるさと公園のチューリップ祭りに
お誘いを受け、急遽予定変更となりました。
目が腫れてしまったので、
泣いた後がご近所さんにバレないか
心配でしたが、なんとか、
無事にすみました。
とは言え、結局、
朝から、そんな事があったと
自分でバラしてしまいましたが・・・・。
人生前向きな皆様、
素敵な週末をお過ごしになられましたか?
追伸:『マッチ売りの少女』は、
人生の劇薬につき、
取り扱いにつきまして、
くれぐれもご注意下さいませ。
すっかり涙腺にスイッチが入ってしまいました。