頭痛の種類によって、天候と深い関係がある事ご存知ですか?
天気の悪い日は、気分が落ち込んでくるから痛みが出やすい。
病は気から・・・確かにそれもあるかもしれませんが、どうやらそれだけではないようです。
「頭が痛くなってきた。なんだか雨降りそうだから洗濯物とりこんでおいて」と頼まれたことはありませんか?
天気予報で、下り坂の予報を見るだけで、「あ~、また頭が痛くなる」と心配してしまう人も少なくはないでしょう。
内臓調整療法師会では、気圧と頭痛の関係にも着目しています。
それでは、内臓調整療法師として、気圧と頭痛の関係についてお話していきます。
気圧と頭痛の関係とは?
気圧の低い日には、普段、気圧で抑えられたカラダの水分が膨張します。血管が拡張する事で痛みが強くなるのです。急激に釣り上げられた魚が、水圧が下がる事で内臓が口から出てしまうように、気圧の低下は、私たち人間のカラダの中の圧力にも影響します。カラダの水分が膨張するという事は、脳の血液の水分も例外ではありません。血管が拡張(広がる)する事で、脳圧が上がる。日常的に頭の中の血液が心臓に戻ればいいのですが、首の血管(静脈)の通りが悪かったりすると古い血液が頭に残ってしまうのです。
気温や気圧の変化によって起こる頭痛
上記の表は、立正大学の福岡義隆先生と、株式会社テルモが2004年に実施したアンケート調査です。 このアンケートを見ると、頭痛をもっている人のうち30%以上の方が、悪天候になると頻繁に頭痛を感じているようです。 時々痛む人を含めると、なんと、90%以上の人が天気の影響を受けているんです!
そして、天気が悪いときにおきる頭痛の症状は、先ほど説明した片頭痛と同じであるため、天気が引き起こす頭痛は、片頭痛だと考えられています。
ここでは、片頭痛が起こるメカニズムについて詳しく考えてみます。 片頭痛の原因は先ほどお話したように、はっきりと解明されていませんが、頭蓋骨内の血管が広がり炎症が生じるためと考えられています。
引用:ナースが教える仕事術
頭痛に関しては、自分の判断だけで解決しようとせず、必ず医師の診断を仰いで下さい。
特別な原因疾患が見当たらないにもかかわらず、慢性的な片頭痛や首の疾患による筋収縮性頭痛と診断されたものについては、内臓調整療法の施術が適用となる。
頭骸骨の中の痛みと外の痛みがある。
頭骸骨の内側の痛みは、緊急性を要するものであり、そして大変重度のものが多く、生命の危機に左右されるものが多いので、早期の対応が必要です。頭骸骨の外側の痛みに関しては、今すぐ、命に別条はないものの大変不快を伴うものですよね。気分が悪くなったり、吐き気などを伴うものもあります。頭骸骨の外側の頭痛には、天候にも影響があるように、血管に原因があると考えられています。
慢性化すると普段の姿勢にも関係し、頸椎(首の骨)の形状にも影響を及ぼす。
首の変位は、頭の後の片方に痛みが出る場合が多く、首の後ろから痛みがはじまる。
時には、おでこや目の痛みも伴う場合もある。首の変位により、心臓からの血液を運ぶ動脈の流れが悪い場合には、
変位している反対側も痛みがでる。
そして、今回の脳圧が上がる事による痛みは、脳からもどる血管、静脈の流れが悪い場合には、脳脊髄液の流れも悪くなっているため、頭が割れるような痛みを起こす事もあります。デスクワークが多い方で、日頃から下を向くことが多い方は、静脈の流れが悪いく、頭痛やめまいを訴える方が多い傾向にあります。
気圧の変化で、頭痛をお越しやすい方は、首の傾きや、普段の座った姿勢や寝る姿勢を見直してみましょう。
寝る姿勢については、別の記事で書かせて頂きましたので、うつぶせや横寝ばかりしている子供をみかけたら を参考にしてみて下さい。
首の変位側のアキレス腱の太さは連動している。アキレス腱は、細ければ細いほどいい。
太い人ほど切りやすいと言われている。歩き方が悪いだけで、首の緊張は強く出やすいので、日頃から階段を昇ったりして、アキレス腱を細くするような運動を心がけるのもたいせつです。
更に詳しく、低気圧と頭痛の関係について天気が悪いと頭が痛くなる?頭痛の原因は低気圧にあった!で解説しておりますので、併せてご覧ください。
最後までお読み下さりありがとうございます。頭痛が教えてくれる大切なメッセージもご覧下さいませ。