和価値愛カードの説明
カード番号 | 11番 | 『バランス』 |
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魚の絵 | シャコ(蝦蛄)/シャコ科/夏/約10㎝ 子持ちが美味しい。茹でたてのワサビ醤油、酢みそは格別。 瀬戸内海産や有明海産が上物。 |
バランスが欠けている所を見直す時期に来ている事を教えてくれています。
バランスとは、情報空間における自己統制の力である
判断の精度は、感情のノイズが取り除かれた静寂の中から生まれる
「バランス」のカードを通して、
判断・バランス・冷静さの本質を、マインドの構造から見ていきます。
バランスが整ったとは、善悪の判断を超えた
抽象度の高い情報処理において最も整合性が取れた選択を意味します。
つまり、「バランスが整った状態」とは、
感情に振り回されることなく、
俯瞰した視点から行動を選べる状態なのです。
視野が広い状態:冷静さこそが、情報空間の力学を動かす
今あなたに必要なのは、「正しいかどうか」を焦って判断することではありません。
むしろ、「どの視点から判断しているか?」を問い直すことです。
なぜなら、あなたの脳は情報を取捨選択する際、
RAS(網様体賦活系)を通して、感情のバイアスに強く影響されるからです。
思考と感情は別のプロセッサーで動いているため、
感情が動揺している状態では、抽象度の高い判断が難しくなるとされています。
正義とは、外にあるものではなく、今の自分が、どれだけ高い視点で状況を見ているかで決まる。
今こそ、落ち着いてください。
相手の言葉や表情、メールの文面に、自分の不安や恐れを投影していないか?
深呼吸をしながら、自分の中心軸に戻りましょう。
その静けさの中にこそ、偏りのない認識=正義のエッセンスがあります。
視野が狭い状態:「真面目に考えすぎる」と、判断がかえって濁る
あなたは「客観的でいよう」と頑張りすぎて、
心の柔軟性や色気(感情の余白)を失っているかもしれません。
つまり、自分の判断基準や信念が強すぎるあまり、
他の可能性や選択肢を見失ってしまう状態です。
バランスとは、どちらかを選ぶことではなく、どちらでもない視点を持つこと
あなたが「どちらも選びきれずに中途半端になっている」と感じるなら、
それは「選択の二項対立」から抜け出すタイミングです。
大切なことは、
「AかBか」ではなく、AでもBでもないCの視点=抽象度を上げた判断基準を持つこと。
たとえば・・・
- 「やるか、やらないか」ではなく、「やるならどんな文脈でやるか?」
- 「自分か相手か」ではなく、「どちらのゴールがより未来を照らすか?」
こうした視点を持てたとき、あなたの判断は迷いを超えて“静かな確信”になります。
身体が乱れているとき、バランスの錯覚が起きやすい
- 肩が硬い
- 呼吸が浅い
- お腹が冷えている
そんなとき、脳の情報処理は偏ります。
結果、相手の言葉を誤解したり、自分の立場を守ることばかりに意識が集中したりします。
だからこそ、「バランスが崩れている」と感じたときは、
まずカラダを整えましょう。
背中をゆるめ、呼吸を整え、
おへその下(丹田)あたりに意識を戻すことで、
あなたの判断軸は再び真ん中に戻ってきます。
アファメーション:私は、静けさの中で正しさを選べる存在である
私の正義は、誰かを裁くことではなく、未来に光をもたらす選択である。
私は、冷静さの中に柔らかさを持ち、バランスのとれた心で決めていく。
今の私の判断が、未来の調和を創り出している。
正義とは、冷たい判断ではありません。
それは、高次の愛によって動く静かな整合性の力です。
過去のフィルターで作られた判断を手放し、
バランスのカードを眺めながら、
内なる本当の自分に繋がってください。
今あなたが、自分の中心に戻るだけで、
世界はまた一歩、調和へと向かっていくでしょう。