「病気の影には、いつも人間の恐ろしい不幸が隠れている」
ココロもカラダも整えられる整体師になろうときっかけになったのは、黒澤監督の映画『赤ひげ』の影響も大きいと思う今日この頃・・・
危篤状態の蒔絵師の六助(藤原釜足)の病状を診て、病歴から胃癌であると登が言うとオランダ医学の専門用語「大機里爾」という言葉を使って赤ひげは「違うぞ。この用語はお前の筆記にもちゃんと使っているぞ」と言われて、登はぐうの音も言えず、自分の不甲斐なさを知る。そして医術といってもあらゆる病気を治すことは出来ず、その医術の不足を補うのは貧困と無知に対する闘いであると赤ひげは諭し、そして「病気の影には、いつも人間の恐ろしい不幸が隠れている」と語る。六助が死んで、娘おくに(根岸明美)から六助の不幸な過去を聞いて登は、改めてその死に顔を見ながら不幸を黙々と耐え抜いた人間の尊さを知り、醜いと感じた自分を恥じた。
引用:ウィキペディア
整体師として単にその場の痛みを解消すればいいのではなく、その人の人生に寄り添いながら、悩みや不安も解消できるような人間になりたい。そう思う原点になったのは、振り返ってみると赤ひげのセリフに感動したのがきっかけです。
病は気から 元氣は元から
元となる本来の姿に戻れるようにど真剣に向き合います。
改めて、もう一度観たくなってきました。
目が合っただけで、その人の痛みに氣づける人間になりたい。