不安になりやすいのは、整体師的に言うとセロトニンが出ずらい状態になっているからだと言えるでしょう。セロトニンとは、ココロを落ち着かせる神経伝達物質の一部です。
そのため、うつ病の治療にはSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)が使われます。
脳内の神経伝達を改善し、意欲を高めたり、憂鬱な気分などを改善する薬
うつ病では脳内の神経伝達物質であるノルアドレナリンやセロトニンなどの働きが不調に陥ることで脳の機能不全が引き起こされ、意欲の低下、不安やいらいら、不眠などの症状があらわれる。
脳内の神経細胞はシナプスという部位を介して神経回路を形成している。シナプス前終末から神経伝達物質が遊離(放出)され、神経後シナプスの受容体へ作用(結合)することで情報が伝達される。遊離された神経伝達物質の一部は「再取り込み」といって神経前終末へ回収される。この再取り込みを阻害すると伝達に使われる神経伝達物質を増やすことができ、その神経伝達物質の働きを増強することができる。
引用:日経メディカル
薬の力でセロトニンの量を無理やりあげて、うつを改善に導くと言われていますが、副作用も伴うため、できるのなら、生活習慣を変えて、自分自身のカラダを整えてセロトニンを分泌を促すことが重要視されるようになってきました。
ただし、不安を解消するために自分でセロトニンを分泌させようと思っても、なかなかハードルも高いものが多いようです。
ここでは、即効性もありつつ、簡単なセロトニン分泌させる方法をご案内いたします。
今すぐできる不安の解消の驚くべき方法とは
喜怒哀楽
セロトニンは、強い喜怒哀楽の後に分泌されやすいという性質があります。とにかく感情が強く動けば、抑制物質としてセロトニンが出るそうです。
ジェットコースターに乗ったり、ホラー映画を観たりするという手段があります。絶叫マシーンや映画館で、叫んだりすれば、より効果が大きいでしょう。
喜怒哀楽の種類は問わないので、絶叫マシーンやホラーが苦手な人は、落語で思いっきり笑ったり、カラオケで発散することもよいでしょう。サウナで強制的に熱い、冷たいという刺激もおススメ。
ただし、心臓の弱い方は、ご注意くださいね。
痛い刺激
さらに、セロトニンは痛みを感じたときにも分泌します。痛みを感じるとβエンドルフィンが出て、その後にセロトニンが分泌されます。
ここぞという時に、自分で顔をたたくのは、無意識にカラダが痛みを求めているのかもしれませんね。胃が強い方は、激辛ラーメンという手も・・・
内臓調整療法師として、おススメなのは、足のリフレクソロジー。
足ツボと言った方が、イメージしやすいかな。
不安を感じたら、頭で「どうしよう、どうしよう」と考えるよりも、足つぼのお店に行くとよいでしょう。
その時は、勇氣を出して「思いっきりやってください」とお店の人に伝えてみてください。
施術中は、絶叫マシーンに乗ったときに叫んでしまうかもしれませんが、セロトニンがどばどば出て、小さな不安や悩みは、どうでもよくなってしまうかもしれません。
最後に・・・
ココロが不安になったときは、ココロで解決しようとせず、カラダを整えることに努めてください。
不安なときに、頭で解決しようとすれば、堂々巡りになるだけ。
泣いたり、笑ったり、叫んだりしながら、少しでもあなたの不安や悩みが解消できたら嬉しいです。