「朝食はいらない」なんて言うと、
「朝からしっかり1日3食摂らないと1日もたない」
と思われる方も多いのではないでしょうか?
内臓調整療法師として、肩こりや腰痛をかかえている方の
食生活を聞いていると「1日3食は、明らかに食べ過ぎ」
と言わざるを得ません。
食べ過ぎにより、胃腸や肝臓が疲れて、肩こりや腰痛が
出ている方も少なくはありません。
「1日3食、朝からしっかり食べないと仕事もできない」
と思っている方へ
内臓調整療法療法師として、なぜ1日2食以下を勧めるのか?
についてお話ししていきます。
朝食はもういらない?!
1日2食まで、理想は1日1食!!
「食べる回数を減らして、1日2食にしましょう」
とお伝えすると、一日の栄養素を考えると
「1回の食事で、食べ過ぎて、胃や腸の負担になって
しまうのではないか?」と思われる方も一定割合
いらっしゃいます。
1日2食までにするメリットとは?!
2食までにすることで、空腹時間を作る
心配しないでください。
回数が減ることで、その分ドカ食いになることは、
考えにくいことです。
むしろ回数を増やし、ちょこちょこ食べるのは、
逆に胃が休まらないんです。
実は、胃が修復されるのは、胃の中が空っぽになってから!
つまり、1日3食以上食事をしている方は、
胃を休めたり、修復する時間がないということになるんです。
1日2食以下にして、空腹時間を作ることが
とても重要なんです。できれば、1日1食!!
胃の中が空っぽになった後、胃酸を洗い流し、
次の食事の時間までに、胃壁を修復したりして、
準備をしているのです。
胃の修復作業には約2時間かかります。
つまり、3時間とか4時間、胃の中で
消化に時間を費やすことを考えたら、
修復までに3時間プラス2時間、
もしくは、4時間プラス2時間
かかってしまうんです。
出勤前に朝食を摂って、
わずか数時間で昼食なんてしたら、
修復時間がないに等しいことになるんです。
お腹がグーっとなったら、修復作業終了の合図。
お腹がグーっとなる前に、次の食事していませんか?
胃も・・・
「さあて、食べ物も消化して、みんな十二指腸に
運ばれた。これから大掃除して修復しようと・・・
あれ?!もう次の食べ物が来た。修復作業を終えて、
また胃酸ださなくっちゃ」
と大騒ぎしているかもしれませんよ。
お腹の修復時間確保のため、1日2食までに抑えましょう。
間食やおやつは?
もちろん、間食もダメですよ。
一口のお菓子を食べた瞬間、胃酸を出し始めて
修復作業を中断せざるを得なくなってしまうので・・・
動物たちは知っている
動物たちは、カラダの修復には空腹が重要であると
本当的に知っているんです。
ケガや病気になった時は、何も食べずに、
じっと回復を待つんです。
食べたものを吐き出すために、草を口にしたりは
しますが、基本的には食べません。
体調がよくない時に、
「食べてスタミナつけなくっちゃ」と言いながら、
消化力も落ちているのに、無理やり食べてしまうのは、
人間だけかもしれませんね。
空腹になるとイライラしたり気持ちが悪くなる人へ
「お腹がすくとイライラしたり、気持ちが悪くなるので、
小腹が空いたとき用に食べ物持ち歩いている」
という方もいらっしゃいますよね。
そういう方は、日頃から糖質摂り過ぎていませんか?
糖質中毒に注意をする
糖質中毒から抜け出せることができれば、
「ウソの空腹感」(本当はお腹がすいていないのに、
脳がお腹すいたと判断してしまうこと)に
惑わされずに済むようになります。
日頃から、糖質制限するなど食材の選び方に
意識してみてください。
すい臓を労わる
また、お腹がすくと胃のあたりがキリキリして
気持ちが悪くなる方へ
もしかすると胃が疲れているよりも、すい臓の方が
疲れているかもしれません。
おヘソの左側を押すと痛かったり、違和感があったり、
右肩がこるなんてことはありませんか?
そういう方は、食べ過ぎや飲み過ぎ
もしくは、脂質の摂り過ぎに注意してください。
上手に糖質制限の食事を心がけ、
「食べないと力がでない」という思い込みを
解消すれば、1日2食でも充分足りるようになるでしょう。
空腹感を満たす裏ワザ
どうしても、「2食になれるまで、間がもたない」
という時は、合間にミネラルたっぷりの天然の塩を
溶かした塩水を飲んだりしてみてはいかがですか?
完璧を目指さない
「絶対に1日2食までにする」「今後1日1食にする」
などと完璧を目指さないことがコツです。
カラダを使って、本当にお腹がすいたり、
社会生活を営む上で、食事に誘われたりも
するでしょう。
そんな時、
「今日から自分は、昼飯食べないって決めたんで」
なんて言っていたら、人間関係もうまくいかないですよね。
「今日はランチと夜の会合があるから、朝は抜くか」
とか、ある程度柔軟な姿勢でいた方が、ストレスもたまらず、
長続きしやすいですよ。
消化はカラダにとって、負担であると知る
実は、消化はカラダにとって、かなり負担であると
知っておく必要があります。
「昼食を摂り過ぎた後、午後眠くなる」という経験を
された方も少なくないでしょう。
「糖質を制限すれば、通常の食事を摂った時よりも
眠くなりにくい」ということも大切ですが、
ここで伝えたいことは、眠くなるのは、それだけ
消化にはカラダの負担となり、大変なことなんです。
1回の食事でも、消化には大変なエネルギーを
費やしていると考えてみましょう。
3食から2食、または1食に転換する際の注意点
くれぐれも、
「1食減らしたんだから、その分、多く食べよう」
なんてしないでくださいね。
そして、
回数を減らした分、
一回の食事で栄養のバランスを意識してみてください。
栄養価が低く、炭水化物を中心とした食事
「満腹になればいい」という考えは、
おススメできません。
何を食べるかが、自分のカラダを作ると
日頃から意識したいものです。
糖質の多い食事による「ウソの空腹感」というのは、
本当にやっかいです。
特に、直接糖となるケーキやスイーツの甘い罠に
ご注意ください。
できたら、小麦粉を使った
らーめんやパスタ、パンなどは、趣味やご褒美として
月に1回か2回程度に抑えておくとよいでしょう。
できるかな?
同じ1食抜かすなら、朝がおススメ
ここまで読んで下さって、1日3食摂ってきたあなたへ
「よし、2食に、1食に減らそう」と思ってくれたら
特に、抜くのにおススメなのは、朝です。
実は、朝は大事な儀式があるんです。
その儀式とは、排せつ!!
「朝、しっかり摂らないとトイレでよく出ない」
なんて方もいらっしゃいますが、人間のカラダは、
そんなトコロテンのように、上から押し込んだら
すぐに下から出るなんていう構造にはなっていません。
朝は、消化にエネルギーを費やすのではなく、
排せつに全エネルギーを集中した時間帯でもあるんです。
何を食べるかも大切ですが、
いかにカラダから不要なものを出すか
も大事なんです。
便秘がちで
腰痛をかかえていらっしゃる方は、
食べ過ぎにより、大腸が疲れていること
も多いです。
「いっぱい食べた方が、いっぱい出るんでしょ」
というのは、思い違いかもしれませんよ。
そんな方こそ、朝食を抜いて、
お昼と夕飯、もしくは夕飯のみに
してみてください。
お腹が硬い人は、定期的にお腹の
調整をして、柔らかくしておくことも
大事ですよ。
最後に・・・
最後まで読んで下さり、ありがとうございます。
1日3食お腹いっぱいになるまで食事をしてきた方には、
特に辛い内容だったかもしれません。
大事なのは、食事の回数と糖質制限です。
一部、あえて摂って欲しい糖質もありますが、
そのお話は、別の記事で解説していきます。
1日3食摂りたくなってしまうのは、糖質や食品添加物に
慣れてしまっていたり、「人は1日3食、摂るものだ」
という食品産業の戦略かもしれません。
1日1食でも、内臓は、食べ物の消化や吸収に大忙し。
「栄養価の低いものを
何で、こんなにたくさん毎回、毎回
消化しなくっちゃいけないんだ」
と胃や腸に文句言われないようにしたいですね。
食事の回数を減らした分、
一回の食事にお金をかけられますよね。
普段よりも食材に意識をして、
よりカラダにいい本物の食事を心がけてください。
食事の回数を減らことで、
毎日がより一層健康でありますように。
食事の回数を減らすことで、食事に費やす時間を
もっと勉強時間や大切な時間に費やせると思った
あなたは、素敵です。
お腹がグーっと言ったら、Gooood!!