風邪の初期症状~熱・喉・鼻にきたら、こじらせる前にスッキリ解消しておきたいですよね。
そこで、「風邪の引きはじめに、汗をかいて治そう」と思ったあなた。
「お風呂に入って・・・できれば、サウナや水風呂にも入って解消しよう」と思っていませんか?
そんなあなたは半分正解、半分不正解。
家のお風呂に入ってスッキリ解消する方法は、メリットがたくさんあります。
しかし、サウナや水風呂にも入って解消しようとしているあなたへ!
実は風邪を引いたときは、デメリットがとても多いのはご存知ですか?
ここでは間違って、あなたの風邪をこじらせないために、『サウナや水風呂のデメリット』についてご説明いたします。
サウナとお風呂の違い
風邪を引いたときお風呂に入るメリットは、たくさん。
にもかかわらず、「風邪を引いたときは、お風呂に入らないで寝るのがいい」と思われていたのは、お風呂に入ってカラダを温めるメリットよりも、銭湯などの帰り道に湯冷めしてしまうというデメリットが大きかったことがあげられます。
日本の住宅事情も変わり、お風呂が家の中にあり、注意点を守れば、以前より湯冷めをしにくくなりました。そんなお風呂事情の変化により、お風呂に入るメリットは大きいと思われます。
しかし、サウナが家にあるという人はまだ少ないですよね。
風邪を引いたときのデメリットとは?
1.サウナから帰り道、湯冷めをしやすい。
「最後に水風呂に入るから湯冷めしない」とおっしゃる方もいるかと存じますが、やはり一旦家の外に出ることを考えれば、湯冷めによるリスクも無視できません。
サウナからお車で帰る場合。
スーパー銭湯など駅から離れている場所も多いため、車で往復する人も多いでしょう。サウナで体力を消耗した後の運転は危険です。カラダを温め、スッキリしたい人は、家でのお風呂にしましょう。無理しての外出は控えましょう。
2.人の出入りが多い。
いくらお掃除が生き届いたサウナでも、人の出入りが多いということは、それだけ感染のリスクにさらされます。普段は何となくても、風邪などを引いて、体力や抵抗力が落ちたときは、症状を悪化させるだけではく、異なる病気の危険性もあるために避けましょう。
二次感染のリスク
新たな病原菌にさらされるということもありますが、風邪などウイルスや菌を他の人にうつさない・広めないようにするという思いやりも大切です。
3.白血球が活発になるのは、37度前後
あなたの風邪のウイルスと戦ってくれる白血球が活発になるのは、37度前後。
お風呂でじっくり温めながら37度前後に上げていくことで充分。サウナで無理やり体温を上げることは、しなくてもいいのです。
体力・抵抗力が落ちているところで、高温のサウナに入ることは、体力の消耗になるだけかもしれません。
お風呂での設定温度のおススメは41度まで
風邪を引いたときは、お風呂の設定温度は41度までとご案内してきました。42度以上はのぼせやすく、体力の消耗を激しくしてしまうだけ。同じ理由からサウナは風邪を引いているときは避けた方がよいでしょう。
4.強制的に汗をかくのは危険
汗をかくことで風邪が治すのはなく、熱を上げて治ったから汗をかいて元の体温に戻している。このことが、「汗をかけば風邪が治る」という誤解を生んでいるのかもしれません。
お風呂でじっくり汗をかくのと、サウナで急激な高温で強制的に汗をかくのは大違いです。〈カラダの毒素がでるベタっとした汗〉と〈水分を出して体温を下げる汗〉とは異なります。
ぽっこりお腹を解消しようとサウナに入って強制的に汗をかいてもあまり効果がないというのは同じ理由です。
5.サウナの中は乾燥している。
石を焼いてじわっと熱いサウナも減ってきましたよね。高温の出るストーブでカラカラに乾いたサウナでは喉を傷めるリスクもあります。家の湯船の湯気で喉を労わるのと逆効果。
風邪の対策には湿度が大切。乾いたサウナの中で、喉をますます炎症させないように気をつけましょう。
6.水風呂の消毒
公衆浴場では、大腸菌など感染を避けるために、消毒剤が大量に入っているお店が多いです。日頃なんともないように思える消毒も、抵抗力が落ちて弱った肌にはダメージが大きい。
冷やすことで、カラダを温めるという効果も期待できますが、風邪を引いたり体力が落ちたときは、控えた方がよさそうですよ。
まとめ
最後まで読んで下さりありがとうございます。
今回は風邪を引いたときに入るサウナと水風呂のデメリットについて書かせて頂きました。
ちょっと疲れたな~というレベルでしたら、サウナと水風呂を交互に繰り返し入ることでココロもカラダもスッキリすることもいいでしょう。しかし、風邪を引いて体力も抵抗力も落ちたときは、サウナに入るために外出するなどは避けた方がよいでしょう。
「明日仕事が立て込んでいるから、今日中に風邪をなんとかしたい」と焦ってる気持ちは分かります。
しかし、 サウナに入るために、ふらふらになりながら、車で銭湯などに出かけることのないようにしてくださいね。
注意事項を守りながら、家のお風呂でスッキリ・サッパリして、早めに布団に入りましょう。
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