梅雨が明けてからずっと・・・
- 「カラダがだるい」
- 「肩こりがする」
- 「目や頭が重い・痛い」
- 「腰が痛い」
- 「食欲がわかない」
- 「手足が冷える・むくみがある」
夏の暑い日が続くこの季節・・・
どんなにカラダが、だるいと症状をうったえても、「それは夏バテですね」と「スタミナをつけましょう」と簡単に言われても、本人はつらいですよね。
うなぎや焼き肉などスタミナがつきそうなものを食べに行こうと誘われても、カラダが弱っているときは、食欲すらわかないですよね。
長引く夏バテの陰には、知らず知らず低血圧症になっている場合もあります。
普段は高血圧の人でも、夏の暑い時期だけ「隠れ低血圧症」になっている場合も考えられます。
今日は、夏バテと低血圧の関係と対策方法についてご一緒に考えてみましょう。
夏の時期ならではのカラダのだるさの原因とは?
カラダがだるいだけでなく、肩こりや腰痛、食欲不振、手足が冷える場合には、低血圧が原因かもしません。
低血圧というと、まだまだ女性特有の症状と思われる男性も多いですが、夏でもカラダの冷えている人は、男女問わず多いです。
食欲不振・だるさや倦怠感(けんたいかん)・やる気が出ない・頭痛・めまい・立ちくらみ・手足が冷える・むくむなどを伴う夏バテは、低血圧症の症状である可能性が高いでしょう。
夏の肩こりなどが伴うカラダのだるさは、低血圧にあった!
季節によって血圧は変化するもの。寒い冬と違って夏は血管は広がりやすく、血圧が最も低くなりやすい時期なのです。あなたの肩こりや腰痛、カラダの冷えが伴うカラダのだるさは、低血圧による血行不良かもしれません。
夏場の低血圧は発見されにくい。
病院で血圧を測定すると、病院特有の緊張から本来の血圧よりも高く出ることが多いそうです。高血圧は発見されやすくても、低血圧は発見されにくいという現実があるのです。
健康診断をいつも寒い時期に受けている方はご注意!
少し高めに出ている人ほど夏場の低血圧に気がつきにくいものです。毎年同じ時期に健康診断を受け続けている人は、季節をずらして受けてみるのもいいかもしれませんね。
実は・・・高血圧より低血圧の方が怖い?
女性だけではく、男性にも多い「隠れ低血圧症」
血圧が低すぎるとカラダが冷えやすくなるだけなく、狭心症(きょうしんしょう)・心筋梗塞(しんきんこうそく)・脳梗塞(のうこうそく)などになる確率が高くなります。
「心筋梗塞や脳梗塞って、高血圧の人が多いんじゃないの?」と思われるかもしれません。「高血圧より低血圧の方が健康で長生きできる」なんて昔の話。
大きな病気の恐れだけではなく、低血圧によるカラダのだるさは、夏バテの影響が大きいものです。
血圧が下がることで、内臓に必要な酸素や栄養がいきわたらない夏バテの症状。
低血圧により、必要な酸素や栄養素が運ばれないとカラダの中では、いろいろなことが起こっています。
あなたのカラダのだるさ、不調は以下のことがあてはまりませんか?
- 胃や腸など消化器系に血液がまわらない・・・食欲不振 ひどい場合には吐き気が伴う場合も!
- 肝臓などに血液がまわらない・・・血液の浄化が行われないことによるだるさ・けんたい感。
- 頭に血がのぼらない・・・やる気が出ない。頭痛など。ひどい場合には、めまいや立ちくらみも!
- 心臓の負担・・・どうきなど。
隠れ低血圧症も踏まえた夏バテ対策とは?
①規則正しい生活を送る。
血圧は、自律神経によってコントロールされています。そのためには自律神経のバランスを整えることが不可欠!
自律神経のバランスを整えるには、「早寝早起き」をココロがけて、規則正しい生活を送ることなのです。
- いつもよりも10分早起きをして、朝のひとときを充実させる。
- 副交感神経優位から交感神経優位に変わる『寝起き』を毎朝同じリズムにする。
②朝、蒸しタオルで顔のむくみをとる。
早起きの習慣がついたら、おススメなのが顔の「蒸しタオル」です。10分早起きした時間を利用して、顔をすっきりさせましょう。カラダ全体がむくんでいると顔も例外なくむくみがち・・・
蒸しタオルで顔がすっきりしてくると首や肩もすっきりできますよ!
蒸しタオルの簡単な作り方は蒸しタオルの作り方はレンジで1分!簡単なのに効果てきめんな使用法をご覧ください。
③適度な運動とストレッチを心がける。
筋肉が衰えると血流にも悪影響を及ぼします。適度な運動を心がけて、血流をよくして、心臓に負担のかけない生活を送りましょう。
カラダに歪みがある状態での運動は、筋肉のつき方が悪く、さらに姿勢が乱れてしまう恐れがあります。専門家にカラダの歪みを解消してもらってから適度な運度を心がけましょう。歩き方にも注意が必要です。
筋肉がちぢこまっているとカラダも歪みやすく、血流にも影響が大きい。ゆっくり筋肉を日頃からのばしておきましょう。
④ふくらはぎをよくもむ。
「足は第二の心臓」
日頃からふくらはぎをよくもみましょう。オイルで流しておくもの効果的!
⑤夏こそ!しっかり入浴
「夏はシャワーで簡単に済ませたい」と思う方も多いでしょう。夏こそしっかり湯船につかってカラダの疲れをとるだけでなく、知らず知らず冷えてしまったカラダを温めておきましょう。
⑥お腹をあたためておく
カラダは内臓に必要な酸素と栄養素を運ぶことが何よりも最優先!
お腹が冷えていると充分な血液が流れず、足や手の冷えも後回しにされてしまいます。
- 冷たい飲み物のとりすぎに注意する。
- お腹を時計回りによくさすっておく。
- ホットストーンなどを利用し温めておく。
- 精製されたお砂糖のとりすぎに注意する。肝臓のダメージはお酒だけではない。砂糖を科学する?
⑦水分・塩分・鉄分など血液にいい栄養補給をしっかり!
夏は普通の人でも大量の汗をかくことで、水分だけでなく、塩分・ミネラル不足になり、夏バテしやすいものです。
低血圧の人は、普通の人よりも夏バテになりやすく、症状も重くつらいもの。
ミネラルたっぷりな自然塩を使って、塩味の濃い食べ物を積極的にとりましょう。
⑧肝臓のうっ血をとっておく
内臓調整療法による肝臓舞活(かんぞうぶかつ)により、肝臓のうっ血をとっておくことも大切です。肝臓や胃・腸などを整える腹部調整(ふくぶちょうせい)を定期的にうけることもあわせてご利用ください。
肝臓に血が滞っているとカラダ全体の血のめぐりにも影響が出やすい。日頃から肝臓にもいい食生活・生活リズムを整えておきましょう。
肝臓にもいい食生活・生活リズムは、お酒だけじゃない~肝臓の機能低下をいち早く気づくための23個のサインとは?~もあわせてご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?
「熱中対策に、水分だけでなく、塩分も補給が大切」という認識は広がってきましたが、低血圧により夏バテになりやすいという認識はまだまだのようです。
- 「夏バテだ!」
- 「スタミナつけなくっちゃ」
と消化が弱っているカラダに無理やり食べ物を詰め込んで、ますます症状を悪化させないようにしたいですよね。
日々、施術をとおして、熱中症、夏バテ・冷え症・低血圧が複雑にからんでいることが分かってきました。これからもいらしゃった方の声を聞きながら、検証を重ねていきます。新たな事実が分かり次第公開していきますのでお楽しみに。
「あなたの夏バテの原因は、低血圧かも?!」と発想を広げてみることで、いろいろな対策方法が考えられてくると思います。低血圧を視野に入れながら、カラダを冷やないようにいろいろ工夫していきましょう。
少しでもあなたの夏バテ対策!のお役に立てたら嬉しいです。