お酒を飲んで、気持ちよく寝ていたのに、足がつって夜中に起こされたことはありませんか?
夜、足がつるというのは、本当に嫌なものですよね。
一時的なものであれば・・・
〈原因〉
- 筋肉の疲労により、筋肉の繊維が縮こまっている。
- カラダの脱水症状。
- ミネラルバランスが崩れている。
〈その場での対処法〉
- 疲労で縮こまった筋肉と反対の筋肉をストレッチでゆっくり伸ばす。
- 水分と※ミネラルを補給する。真水で水分補給。ミネラルたっぷりな自然の塩を舐める。
- 痛みがあるうちは、揉みほぐさず、ゆっくり伸ばすことに専念する。
- 伸ばすポイント:①足首から伸ばし、②その後、ゆっくり膝(ひざ)を伸ばす。
以上のことに注意すれば、そんなに心配はないでしょう。
〈日頃の予防策〉
上記の対処法に加え、普段から足を冷やさないように、夏でも長ズボンで寝る・スポーツの後 や 寝る前のストレッチをしたりすることで、予防にもなります。
日頃の整体にプラスして、オイルを使って、足のむくみを解消しておくのもおススメですよ!
しかし、激しいスポーツをしたり、大量の汗をかいていないのに、日頃から足がよくつるというのは、肝臓の機能が低下しているかもしれません!!
※ミネラルのバランスを整えてくれるのは、肝臓(かんぞう)
肝臓は「沈黙の臓器」と言われるように、少しくらい機能低下をしていても、症状が現れにくい臓器です。
ミネラルのバランスが崩れ、足がつりやすいのは、肝臓の機能低下。「スポーツドリンク」を飲みましょうと勧められた人も多いですが、精製されたお砂糖は肝臓の疲労となり、日頃から足がつりやすい人にはおススメできません。
今回は、日頃から足がつりやすいあなたへ
足がつりにくくなるように、肝臓の機能回復をテーマにお話をしていきます。
肝機能が低下している時に表れやすい症状とは?
肝臓の機能とは?
肝臓の機能は多岐にわたります。「免疫を司る機関」として、いつも私たちのカラダを守ってくれています。
- 食べたものから糖に分解し、カラダを動かすエネルギーに変える。
- 栄養を貯めておく。
- 解毒をする。
- 水分を運ぶアルブミンを作り出す。
- 血液を綺麗に浄化する。
- 脂質の代謝など
まだまだ肝臓の機能は、ここで書ききれませんが・・・
肝臓の機能が低下するとカラダ全体に栄養がいきわたらなくなり、足がつるだけでなく、カラダ全体に障害が出てしまうのです。
- エネルギーに変えられくなることで、疲れやすい。
- 栄養を貯めておけないために、持続力がなくなる。
- 解毒機能が衰えることで、病気が治りにくくなる。お酒が弱くなる。
- 血液の浄化ができなくなると、必要な酸素や栄養素が運べなくなる。
- アルブミンが作られないと水分を運ぶことができず、むくみやすくなる。
- 脂質の代謝ができなくなると太りやすくなったり、内臓が働きにくくなる。
肝臓の機能と働きをご存知ですか? アルコールの分解だけではない驚く機能とは?
「沈黙の臓器」と言われるだけあって、沈黙が破られ症状がはっきり出たときには手遅れの場合も・・・
※内臓体壁反射(ないぞうたいへきはんしゃ)とは?こちらで、ご確認ください。
ミネラルバランスを整えたり、カラダに毒素が入ってきたら解毒したり、肝臓は大忙し。
沈黙の臓器 肝臓の疲労により出やすい症状とは?
肝臓の疲労により出てくる症状は、「足がつる」だけではありません。
そこで、肝臓の機能が低下しているときに主に現れやすい症状【1~10】をご覧ください。【11~23】はお酒だけじゃない~肝臓の機能低下をいち早く気づくための23個のサインとは?~でご確認ください。
- ぽっこりお腹になりやすい。
- 見知らぬアザができやすい。あざができやすかったり、治りにくかったりしたら要注意!
- 目の白い部分や皮膚が黄色くなる。
- ホルモンのバランスが崩れ、男性でも胸が膨らみ女性のような形になる。
- 足がむくみやすく、だるい。
- 頻繁(ひんぱん)に、足がつる。
- 手足が冷える。足首などが慢性的に冷えている人は要注意!
- 下腹部が冷える。
- 爪に縦の線ができやすい。
- 尿の色がいつも濃い。
あてはまることが多ければ多いほど、肝臓の機能が低下しているかもしれません。
肝臓の機能が低下し、ミネラルのバランスが崩れることにより、筋肉が正常に働かなくなり、足がつりやすくなります。
慢性肝炎では、ほととんど症状が出なく、「肝硬変のレベルになってくると足がむくみやすく、つりやすい」と言われていますが、肝臓の機能低下から心臓の負担となり、心臓の負担から血行不良となり、足がつるという場合もあるので肝心要という言葉はダテではなさそうです。
肝臓の機能低下
心臓の機能低下・・・夜に足がよくつる人は、心臓病の前兆? 足が異常に冷たい人は必読!
足がつる
この3つは、お互いに助け合いながら、お互いに影響しあっているのです。
改めて、肝臓にやさしい解消法をまとめてみましたので、ご覧ください。日ごろの足のストレッチなどに合わせて習慣化してくださいね。
肝臓にやさしい7つの生活習慣とは?
習慣その1:食べ過ぎに注意する。
食べ過ぎは、胃や腸の負担になるだけでなく、肝臓にとっても大変!エネルギーに変えたり、蓄えたり大忙し。解毒の機能もやりながら消化を助けているので、食べ過ぎは肝臓の疲労を強めてしまいます。
肝臓がお疲れの方は、揚げ物など油を使った料理を控えてください。
風邪を引いたとき、食欲がわかなくなるのは、「消化にエネルギーを使わず、解毒に集中させて~」というカラダからの重要なサイン。免疫力を上げるためにも、日ごろから食べ過ぎには注意してくださいね。食べ過ぎで肩こりがつらい人は肩こりがひどい原因は、食べ過ぎにあった?を見てください。
「お腹がすいていないのに、つい食べちゃう」という方は、食欲が止まらないのは、ウソの空腹感だった? 6つの原因と抑える方法とは?も併せてご覧くださいね。食べ過ぎると自律神経が乱れふくらはぎが硬くなるののも足がつりやすくなる原因です。
習慣その2:糖質を制限する。
精製された砂糖は、カラダを冷やします。肝臓だけでなく、胃や腸も冷たく硬くなってしまいます。赤血球にとって大切な糖質ですが、それと同時に精製された砂糖はがん細胞のエサでもあります。GI値の低いもので炭水化物から赤血球を活性化しながら、がん細胞には栄養を与えない生活が大切です。
過度な糖質制限ダイエットを守り過ぎることは、挫折しやすいですし、実は美容と健康にもよくはありません。
上手に糖質を制限しながら、肝臓の負担にならない生活をココロがけましょう。糖質制限ダイエット~どうせ頑張るのなら美容と健康にも有効な6つの注意事項とは?
「アルコールを飲まないから私には関係ないわ」という方もご注意ください。
「酒を飲まない人に起こる脂肪肝は、進行するとやがて10 人に1 人が非アルコール性脂肪肝炎(NASH)になる」
引用:よくわかる!肝機能ナビ
その1と重複しますが、特に脂ものと砂糖の組み合わせは、特によくありません。
ケーキなど控えましょう。
でも、肝臓が疲れている人は、ケーキや揚げ物、ポテトチップスとか好きなんですよね(苦笑)
習慣その3:朝食をぬいて、肝臓を休ませる。
朝食をぬくことで、排泄機能を助け、解毒する肝臓の負担を抑えることができます。内臓を休ませるためにも、朝食をぬくことで、空腹時間を長くとりましょう。お腹(なか)が、グーっとなったら、good !
朝は水、できれば白湯(さゆ)だけで過ごし、デトックス効果を上げておきましょう。朝のデトックス(解毒)しやすい5プラス1の習慣。
習慣その4:食べる順番を気にする。
空腹時に、炭水化物・糖質から口にすることは、肝臓にとってとても負担となります。お腹がすいたとき、いきなり甘いものから食べていませんか?
三大栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂質)は、とり過ぎも不足もカラダを疲労させます。
空腹:カラダが飢餓(きが)の状態は、真っ先に糖質として肝臓にエネルギーをため込もうとします。野菜から食べるなどして、炭水化物などは食事の最後の方にしましょう。野菜の効果を最大限に活かす8つの方法とは?
習慣その5:肝臓のうっ血を解消しておく。
肝臓のうっ血は、胃や腸などの消化管や心臓への負担まで影響します。肝臓のうっ血は、機能を低下させるばかりではなく、腰痛・肩こり・首こりの原因にもなります。
頭痛やめまいなど症状を発展させないうちに、肝臓のうっ血を散じる肝臓舞活(かんぞうぶかつ):内臓調整療法を行える整体院で定期的にうけておきましょう。2週間に一度は受けておきたいですが、少なくても月に一度は肝臓の機能を高めておきたいものです。
習慣その6:睡眠不足を解消しておく。
睡眠不足は、万病のもとです。肝臓はカラダの疲労物質を一生懸命解消しようとして、自ら疲れてしまいます。肝臓だけに限ったことではありませんが、睡眠時間が極端に短かったり、睡眠の質が悪かったりすれば、肝臓の負担は大きくなります。
同じ睡眠時間でも、深夜0時には最高の眠りの状態にしておきたい。
そのためには、遅くても夜23時までには、お布団に入るようにしましょう。
習慣その7:アルコールや薬に頼り過ぎない。
肝臓は、アルコールや薬、老廃物などの有害な物質をカラダに無害なものに分解しています。アルコールや薬の飲み過ぎは、肝臓を疲労させます。薬の副作用により、足がつる場合もありますので、医師と相談しながら、なるべく食生活や生活習慣で改善をしていく努力をしましょう。
まとめ
いかがでしたか?最後まで読んで下さり、ありがとうございます。
夜中に足がつったりするのは、本当につらいですよね。
- 疲労で縮こまった筋肉と反対側の筋肉をストレッチでゆっくり伸ばす。(反対側の筋肉というのがポイント)
- 水分と※ミネラルを補給する。真水で水分補給。ミネラルたっぷりな自然の塩を舐める。
- 痛みがあるうちは、揉みほぐさず、ゆっくり伸ばすことに専念する。
- 伸ばすポイント:①足首から伸ばし、②その後、ゆっくり膝(ひざ)を伸ばす。
といった「対処法にプラス! 肝臓機能を高めておく生活習慣」が重要であることをお話させて頂きました。
寒くなってくると体温が逃げないように、外気にふれやすい皮膚の近くの血管を収縮させたりします。収縮により血流が悪くなることで、ますます心臓や肝臓の負担が強くなります。
ふくらはぎのためだけなく、心臓や肝臓のためにも、カラダを冷やさないことが大切です。
そのためには、
- 毎日お風呂などでしっかりカラダを温める。
- 肝臓を疲労させる精製された砂糖はなるべくとらない。
- 脂質を摂り過ぎない。
などの食生活の改善も必要です。
肝臓と心臓は連携プレー。夜に足がよくつる人は、心臓病の前兆? 足が異常に冷たい人は必読!も併せて読まれることをおススメ致します。
足がつるとお悩みのあなたに快適な眠りを提供できるような情報であれば、嬉しいです。