足の臭いが気になって・・・
「絶対!お座敷にはあがりたくない!」
「商談もなるべく玄関先で終わらせたい」
「せっかくのデート、足の臭いで嫌われたらどうしよう・・・」
なんて不安をかかえていませんか?
「足が納豆臭いぞ」なんて言われたら、それこそ立ち直れない・・・
そんな足の臭いトラブルにより、自尊心が傷つくのは嫌ですよね。
「カラダを洗うとき、ボディ・ソープで念入りに足のゆびを一生懸命洗っています」
「靴だけは、除菌スプレーでこまめにシュッシュッしています」
そんな自己流が、もしかしたら、さらに足を臭くする原因かもしれません。
ちゃんと対策をしているつもりなのに、「足の臭いがぜんぜんとれないよ~」とお悩みの方へ
足の嫌な臭いの原因は、人それぞれ違います。
- 足の汗による足の蒸れ・・・汗と雑菌の関係
- 足の病気・・・水虫など
- 内臓の疲れ・・・肝臓や胃・腸のトラブルなど
人によって異なる原因を知ることで、あなたに最適な対策が見つかるはず!原因を追究して、一緒に対策方法を考えていきましょう。
足の臭いトラブルの対策は3つ!〈足・靴下・靴〉
足の臭いは・・・
- 足そのものが臭う場合
- 靴下が臭う場合
- 靴が臭っている場合
と3つあります。
どれかひとつでも対処しきれていなければ、臭いが他にうつってしまい解消はされません。臭いが気になる方は、3つ同時進行でいきましょう。
それでは順番にご案内していきます。
①足そのものが臭う場合
突然ですが、あなたの足は清潔に保たれていますか?
足の臭いは、汗そのものの臭いではないのです。わきの下や耳の後ろの臭いのする汗(加齢臭の原因)と違って足の汗そのものは臭いがほとんどありません。
足を洗うときに気をつけたいこと
湯船や足湯で足の汚れを浮き出させる。
皮脂(ひし)や角質をためすぎると臭いの原因となる雑菌のエサを多くしてしまいます。しっかり湯船や足湯であたたまって、汚れを浮かせてから丁寧に手でこすり洗いしましょう。アカスリなどで、ごしごし洗いはお肌を傷つける恐れがありますので、手でやさしく!丁寧に!
重曹を溶かした足湯であたたまる。
臭いのトラブルが強い人は、足湯につかる時、今はやりの食用の重曹(じゅうそう)を入れて殺菌するのもおススメです!
重曹は、アルカリ性なので、足の臭いの原因菌を中和させてくれる働きがあります。角質をやわらかくしてくれる働きがある一方で、重曹の足湯につかり過ぎると新しい角質まで刺激してしまいます。
つかり過ぎは、足の肌トラブルの原因になることもあるので、「ちょっと痛くなってきたかな?」と思ったら中断をして洗い流してくださいね。
人によっては重曹が肌にあわない場合もあるので、徐々に濃くしながら調整してみてください。洗面器で大さじ2杯くらいまでが目安かな?
保湿効果のあるボディ・ソープで足を洗わない。
最近のボディ・ソープは、洗いながら保湿を高めてくれるものが増えました。保湿そのものは素晴らしいのですが、足の臭いトラブルには逆効果!
保湿するということは、汗で雑菌が増えるのと同じ原理。
殺菌効果の高い石鹸(せっけん)で、指の間から爪のまわりまで丁寧に洗いましょう。殺菌効果の高い石鹸がなければ、ミネラルたっぷりな粗塩(あらじお)で洗うのもおススメです。塩でかぶれるという人は控えてくださいね。
爪のまわりやくるぶしのまわりは、汚れや雑菌がたまりやすいところです。
お風呂上りには、足に冷たいシャワーを浴びる。
冷たい水を浴びることで、殺菌効果にもなります。足が冷えるという方も是非!詳しくは・・・冷え性を改善する方法は冷やすこと!その逆転の発想とは?もご覧ください。
きれいなタオルでよくふく。
しめったままの足では、せっかくきれいに洗った足もすぐに原因菌の増殖に!
丁寧にふいて、風通しをよくして乾かしておきましょう。
②靴下が臭う場合
足に直接触れる靴下選びにも足の臭い対策には重要です。
靴下選びとお手入れに気をつけたいこと
五本指靴下にする。
指と指が直接触れないようにすることで、足の臭い対策でけでなく、美容と健康にも!
最近では、おしゃれな五本指靴下も増えてきたので、選ぶのも楽しいですよね。
汗を吸いやすい素材を選ぶ。
化学繊維を避けて、吸水性の高い綿やウールを選ぶようにしましょう。
殺菌効果のある洗剤を選ぶ。
さらに気になる人は、乾燥機で熱処理をする。乾燥機がない人は、洗濯の後に、熱湯をかけたり、アイロンをかけて除菌するのもいいよね。
靴下を履くときは、足が乾いていることを確認してから
足が濡れていたり、汗をかいていたりすると臭いの原因に。タオルで拭いたり、乾かしてから履くようにしましょう。
③靴が臭っている場合
靴選びとお手入れの仕方で気をつけたいこと
せっかく毎日清潔にして足のお手入れをしていても、靴が臭っていたらすぐに足の臭いがぶり返してしまいますよね。
靴下同様、靴も汗を吸いやすい素材の靴を選ぶようにしましょう。
汗を吸収しやすい靴を選ぶことがポイント。洗える靴ならばより一層Good!
足の形やサイズにぴったりあう靴を選ぶ。
足の形やサイズがあわない靴を履くのは、足のストレスの原因になります。そんなストレスから足は汗をかきにくいものです。
一足の靴を毎日繰り返して履かないようにする。
毎日同じ靴を履き続けると靴自体にも雑菌が増えやすくしてしまいます。毎日の汗が乾ききらないうちに履き続けることは足の臭いには大敵です。できれば3足以上を交換しながら履くといいでしょう。足のためだけでなく、靴を長持ちさせるためにも!靴も休みたがっていますよ。
時々、靴を日陰干しなどしておくのもよいでしょう。
下駄箱も風通しよくしておくなど、靴の環境を整える。
大切な下駄箱が、菌の増殖(ぞうしょく)場所にならないように、清潔に保つことが大切です。きれいにお掃除した後は、除菌・消臭! 我が家では、エタノールを水で薄めたものに、お気に入りのエッセンシャルオイルを数滴たらして靴や下駄箱に霧吹きかけています。
サンダルを活用する。
オフィスでサンダルにも履き替えていいような職場であれば、なるべくサンダルに履き替えましょう。サンダルに履き替えることで、靴を乾燥させる手助けにもなります。
足や靴下・靴だけではない?
足の病気や内臓の疲れが原因による足の臭い対策とは?
足・靴下・靴のお手入れの仕方をココロがけるだけでかなりの臭い対策になると思います。それでも臭いがきつい・長引くとなると足の病気や内臓の疲れにより足の解毒力が落ちているかもしれません。
足の臭いの原因となる病気とは?
代表とされる足の病気・・・水虫が原因となる足の臭いトラブル
これまで、汗と雑菌により足の臭いについて説明してきました。そんな足にまつわる雑菌・・・白癬菌(はくせんきん)に足が感染するといわゆる水虫となり、臭いが強まってしまうのです。
水虫の菌が好むのは、高温・多湿
水虫は温度が70度以上、湿度が15度以上を好むと言われています。足のお手入れに冷たい水をかける・乾かすというのは、水虫防止にも大切な習慣なのです。
そうですよね。水虫になっているって人前でいいにくいですよね。でもそんな水虫のイメージが悪いことも症状を悪化させてしまう原因となってしまうのです。
かゆいだけではない?水虫の症状
水虫は足の裏や指にできやすい。
- 爪の色が白くなる。
- 指の間がじゅくじゅく湿ったようになる。
- 水ぶくれのようになる。
- 皮がむけてくる。
- 足の裏が厚くなったり、硬くなる。
- 季節によって、じゅくじゅくとひび割れを繰り返す。
かゆみを伴うばかりが水虫ではないということに注意が必要です。
水虫の菌と戦うために膿(うみ)が出て、その膿が臭い菌のエサとなりますます臭いがひどくなるという繰り返しを起こしてしまうのも水虫のこわさでもあります。
水虫の症状があてはまるようでしたら、一度専門家に診てもらいましょう。
先ほど、足を手でやさしく丁寧にとご案内させていただきましたが、水虫の場合には、手への感染が考えられますので、他のタオルと分けて使うなど配慮が必要です。
自己判断で水虫ときめつけて市販の薬をつけたり、勝手にやめることは危険です。
「きっとこれは水虫に違いない」と覚悟を決めて、「よし治すぞ!」と思っても症状が似ていて別の病気でもある場合もあります。たとえ水虫でも水虫ではないところに、薬を塗ってしまうことで、症状が悪化して足の臭いを強くしてしまうので、注意と根気が必要です。
うつりやすいからこそ・・・
水虫は他の人に感染しやすい。うつりやすいからこそ、家族の誰かが水虫の人がいる場合には、家族みんなで協力して治さなければならないでしょう。「誰が最初に感染したの?」と犯人捜しはやめて、家族一丸となって協力しあいましょう。
すでに水虫になっている人も、防止する人も、日ごろから足の臭いトラブルの対策は3つ!〈足・靴下・靴〉を心がけて、清潔と乾燥を維持していきましょう。
内臓の疲れによるもの
肝臓の疲れ、胃腸のトラブルをかかえていると免疫力が下がってしまいます。
免疫力が下がってしまうと、解毒力が落ちてしまう。
足の臭いも例外ではありません。
水虫など足の臭いの原因となる雑菌が増えることを防止するあなたの抵抗力も落ちてしまうのです。
日ごろから消化力が落ちていたり、肝臓の機能が低下し、肩や首、腰などがつらい・背中がはるという方に足の臭いで悩まれている方が意外と多いものです。
きちんと足や靴下・靴もお手入れしているにも関わらず、足の臭いが気になる人は、食生活も見直してみて下さい。
香辛料など刺激の強い食べ物も足の臭いの原因となりやすいので、臭いの気になる人は控えましょう。
もちろんお砂糖のとり過ぎや食べ過ぎ、食事の時間が不規則などで内臓が疲れていませんか?隠れ冷え性にもご用心ください。
足のオイルリフレッシュなどで、押されて足裏のどこが痛くなるか?チェックしてみるのもいいかもしれませんね。
足裏の反射区(臓器のどこが疲れているか足の裏に該当する)も、参考にしてみてはいかがでしょうか?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
~足の臭い対策は大人のマナー~
今回は、臭いの原因を作らないために、清潔・乾燥をココロがけながら、足・靴下・靴を同時進行でケアをする大切さを説明してきました。
さらに足の水虫など病気をともなう場合には、自己判断で終わらせない。皮膚科など専門家にしっかり相談しましょう。
そして、内臓調整療法師として、「内臓の疲れからくる足の臭い」もあるということをまとめてみました。
足が臭うだけで、人間関係が円滑にいかなくなる・・・なんてなりたくないですよね。日ごろから足・靴下・靴のお手入れもしながら、人前で堂々と靴を脱げるようなあなたの応援になれれば嬉しいです。
ムキになって、保湿性の高いボディ・ソープで、ごしごし洗って皮膚を傷つけることは、今日でおしまいにしましょう。