魚画伯です。
今週、久しぶりに、昌子ちゃん孝行で早めに帰宅したときの事。
玄関を開ける前の妄想は裏切られる
「妻の作ってくれたお夕飯を頂きながら、ビールでも一杯飲みながら、今日は、どんな楽しい会話をしようかな」と玄関を開けるなり、上の二人の娘が走ってきてお出迎え。
小生は、状況も分らず、「ただいま」と一言。下の娘が「平ちゃん、寝てるよ~」と。
ぎっくっ
元氣な娘の存在はありがたいが・・・
飛び跳ねる娘二人に対して、「これは、平蔵が起きないように、静かにしてもらわなくちゃ」と
「時間も時間だし」「パパ、お休みの日に、アンパンマン連れてって」と言うだけ言って、どたどた
リビングに向かって走る娘たち。
すると妻が「もういいかげんにして!!!平ちゃん、起きちゃったじゃない!!!」
「ありゃりゃ」
「もう、たかちゃん、一日こんなよ。二人ともずっとおっきな声で喧嘩するし、平ちゃんがうとうとすると、二人の大声で起きて、平蔵も一日機嫌悪いし」と昌子ちゃん不満爆発。
とってもまずい雰囲気である。
ここは、最終兵器として、小生が叱るしかないなと(正確には、怒るしかないと)、「二人ともこっちおいで、パパが怒るから、一回ずつおしりペンペン!」
泣き叫ぶ二人を無理やり連れ出して、一回ずつ、お尻をペンペン。
「もう二人で今日は、寝なさい」と命令。
いつも小生か妻が一緒に寝室に行かないと寝ない習慣がついているので、当然なかなか二人で寝室に
行きたがらない。
怒ったところで・・・
それでも今夜はパパたちが本氣で怒っていると察した上の娘が「ユイちゃん、もう行くよ」と泣きながら、妹を連れて、ようやく寝室に。
それを見届けた小生は、とりあえず、やれやれと風呂に。
妻は、風呂上りに合わせて、鶏肉を焼き始める。
いつもありがとう~
浴槽の中で、これを機に、子供たちだけで寝る習慣になるといいなと親のエゴを考えながらも、
どうもしっくりこない。
せっかく妻が、小生のタイミングにあわせて焼いてくれたお夕飯に申し訳ないと思いつつ、「ちょっと、俺、寝室に言ってくるわせっかく焼いてくれたお肉、冷めちゃうけど、ごめんね」
寝室をのぞくと・・・
さっさと風呂を出て、寝室に行くと二人の娘は、ひくひくしながら、布団に潜って泣いていた。
今日は、叱るのではなく、怒っちゃったな~とちょっぴり反省しつつ、「パパ、もう怒ってないからね、間に入るよ」
5歳と3歳の娘が泣きすぎた影響でひくひくしながら、小生の腕にしがみつく。
こんなにくっついて寝ることなんて、数年たったらできないな~と思いながら、「もう、本当にパパ怒ってないからね、明日から平ちゃんがねんねしている時は静かにしてあげてね」と言うと、二人ともうなずいた。
この時間は、大切
この時間を大切にしようと思った瞬間、思いつくまま、言葉を娘達に発した。
「パパとママ、いい子に育っているね~と思っているんだよ。
でもさっきは、怒っちゃったけど、騒いだ事だけに対して、怒っただけで、決してモエとユイを嫌いになって怒ったんじゃないんだよ」
「パパもママも本当にいい子に育ってくれて感謝しているんだよ、モエもユイも、本当にパパとママのところに生まれてきてくれて、ありがとう、パパもママも二人の親になれて本当に嬉しいよ」
下の娘はうなずくだけでしたが、上の娘は、「本当?」といいながら、小生の腕にしがみつく力が強まった。改めて子供達に教えられた事に感謝の氣持ちでいっぱいです。
喜びもつかの間
よほど嬉しかったのか、安心すると子供達は、「きゃっ、きゃっ」と早速布団の中で騒ぎたてる・・・
「こら~!」日々、こんな繰り返しである。