自覚がなくても、頭皮(とうひ)が、かたくなっていませんか? 頭皮をやわらかくする5つの方法

いくら、カラダをもみほぐしたりしても、疲れがとれにくいと感じたことはありませんか?

カラダがコリを感じるだけではなく、頭皮(とうひ)もコリを感じている。

頭皮(とうひ)がかたくなる原因とは?

パソコンやスマートフォンの使いすぎにより、目が疲れていたり、頭の使いすぎで、脳が疲れていると頭皮はかたくなります。体がゆるんだとしても、頭がコッたままですとカラダのだるさを認識してしまいます。

日頃、内臓調整療法の一環として、首から肩にかけて、後頭神経(こうとうしんけい)をねらって、かっさしながら弛める(ゆるめる)方法があるのですが、そんな時、首や肩だけではく、頭全体がかたいなと感じる方が多く見受けられます。

頭皮を押すと痛かったり、かたくなっていたりしませんか?

首や肩のコリと違って、頭のコリを自覚している方は少ないもの。押されて始めて、こんなにコっていたんですねとびっくりされる方も多いです。全身を弛め(ゆるめ)ても、頭そのものが疲れていたり、脳が疲れていると、日常生活にも影響を及ぼすかもしれません。

そこで、今回は自分でもできる頭皮をやわらかくする方法をまとめてみました。

頭皮をやらわかくする5つの方法とは?

頭の筋肉をゆるめることで頭皮をやわらかくする。

指先をつかって、心地いいと感じる強さで、1センチくらいの小さい円を描くように回してみる。通常の状態でしたら、頭皮も一緒に1センチくらいずれるように円を描けますが、頭皮がかたくなっているとずれが少なく、回しにくくなっているでしょう。

頭・顔・首の筋肉だけで耳を動かしながら、頭皮を動かせると理想的。

主にゆるめたい頭皮にある筋肉は3つ
  • 前頭筋(ぜんとうきん)
  • 側頭筋(そくとうきん)
  • 後頭筋(こうとうきん)

この3つの筋肉を意識しながら、回しもみしてみましょう。

前頭筋

【前頭筋の起始・停止】(起始)鼻根・内眼角・眉間の皮膚に付着。(停止)帽状腱膜に付着。
 【前頭筋の主な働き】眉毛を挙上する。おでこに横皺を作る。帽状腱膜を前方に引く。
【前頭筋の神経支配】顔面神経(側頭前頭枝)
【前頭筋に関する一口メモ】前頭筋は、後頭筋と帽状腱膜にて連結しています。それ故、前頭筋と後頭筋を二腹筋と考え、帽状腱膜を中間腱とする見方もあります。

側頭筋

【側頭筋の起始・停止】(起始)側頭骨の側頭面全体に付着。側頭筋膜の内面に付着。(停止)下顎骨の下顎枝に付着。
【側頭筋の主な働き】下顎を挙上する。下顎を後方に引く。
【側頭筋の神経支配】三叉神経第三枝(下顎神経)
【側頭筋に関する一口メモ】大きな4つの咀嚼筋のうちの一つで、内側翼突筋、咬筋と共に、下顎を閉じます。側頭部に手を当てて、奥歯をぎゅっと噛み締めると、この筋肉が緊張するところを、容易に触診できます。おきな筋肉で比較的わかりやすい筋肉です。

後頭筋

【後頭筋の起始・停止】(起始)後頭骨の上項線、最上項線に付着。(停止)帽状腱膜に付着。
【後頭筋の主な働き】帽状腱膜を後方に引く。額の皮膚を滑らかにする。【後頭筋の神経支配】顔面神経(後耳介神経後枝)
【後頭筋に関する一口メモ】後頭筋は、前頭筋と帽状腱膜に付着する二腹筋とする考え方もあります。耳を自力で動かそうとすると、前頭筋と後頭筋に力が入り、自覚することが出来ます。

引用:筋肉.guide

顔の筋肉トレーニングをすることで頭皮をやわらかくする。

前頭筋(ぜんとうきん)と顔の表情をつくる表情筋(ひょうじょうきん)は、繋がっています。顔の筋肉がかたくなっていると、表情が暗くなるだけでなく、頭皮をかたくする原因となります。

それとは逆に、頭皮がかたくなっていると顔がむくんだり、目がたれてきり、二重あご、ほうれいせんの原因に。頭皮を整えることは、美容にも大切です。

表情筋(ひょうじょうきん)のトレーニングをしましょう。

欧米の方たちに比べて、日本人は表情の少ない民族と言われています。それだけ顔の筋肉を使う機会が少ないとも言えますので、日頃表情を豊かにすることを意識しながら、表情筋(ひょうじょうきん)を鍛えておきまましょう。

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表情筋のトレーニングの前に

体の筋肉トレーニングの前にもウォーミングアップをしますね。表情筋のトレーニングも同様、トレーニングの前にはウォーミングアップをしましょう。

ウォーミングアップ

  1. 口を縦に開き、顔全体を上下にひっぱられるようなイメージで伸ばします。
  2. 次は顔を縮めます。
  3. さらに左右にひっぱられるイメージで顔を横に伸ばし、縮めます。

顔がほぐれたらトレーニングを始めます。

トレーニングをする際にはていねいにゆっくりと。動かす筋肉を意識しながらトレーニングすることが大事です。やったりやらなかったりでは効果が出ません。できるだけ継続して行うようにしましょう。

眼輪筋を鍛えて目尻のシワ予防

目の周りを囲んでいる筋肉が眼輪筋です。眼輪筋が衰えると目尻にシワができやすくなったり、上まぶたがたるみやすくなります。

目尻シワ予防のトレーニング①

  1. 正面を向いて、上まぶたを下まぶたにつかない程度まで下げ、目を細めるようにします。
  2. そのまま眉毛を引き上げます。
  3. この状態をキープしたまま10回鼻呼吸をします。
  4. ゆっくりと眉毛を元に戻し、目を開きます。

これを3セット行います。

目尻シワ予防のトレーニング②

  1. まず、両目をできるだけ大きく見開きます。
  2. そしてゆっくり閉じて最後にギュッとかたく閉じます。
  3. 次に固めを大きく開きもう片方の目はかたくつぶります。

これを左右交互に行います。

口輪筋のトレーニングで口元のたるみ予防

唇の周りの筋肉を口輪筋と言います。口元のさまざまな表情を作り出す筋肉ですね。口輪筋が衰えると口元のシワやたるみにつながります。

口元のたるみ予防トレーニング①

  1. 人差し指と中指でこめかみを軽く押さえながら「いー」と発声します。このとき前歯を見せるように行います。
  2. つぎに「うー」と言って唇をすぼめます。

これを5~10回行います。

口元のたるみ予防トレーニング②

  1. 「あ・い・う・え・お」と大きく口を開けて発音します。
  2. 次に口を閉じたまま微笑むように口角を引き上げ、ゆっくりと元に戻します。

口輪筋を鍛えることで、小鼻のワキの縦ジワの改善や口角が上がる、頬のたるみを予防できる、という効果が期待できますよ。

頬筋を鍛えて口角を上げる

頬筋は上下の顎の関節から口角まで伸びている筋肉です。頬筋が衰えると口角が下がり、寂しい口元になるだけでなく、口元がたるんできます。

また、頬には頬筋のほかに、主なものに頬骨筋と笑筋があります。頬骨筋は頬から口につながる筋肉で、この筋肉が衰えるとほうれい線ができやすくなります。

笑筋はエラから口元に伸びる筋肉、口角を外に伸ばす働きをする筋肉です。これらの筋肉を鍛えて、引き締まった口元をつくるためにも、頬筋のトレーニングを行いましょう。

頬筋のトレーニング

  1. 両方の頬にできるだけ空気を入れて膨らませ、5秒間キープします。
  2. 次に口を閉じたまま、右の頬だけに空気を入れて5秒間キープ。
  3. 左側も同様に行います。
  4. 鼻と口の間に空気をできるだけ入れて5秒間キープします。
  5. 次は顎の内側に空気を入れて膨らませ、5秒間キープ。
  6. 口を閉じたまま口の中の空気を吸い、頬をすぼめます。
  7. そのまま5秒間キープします。
  8. 最後にゆっくりと頬を膨らませ、5秒間キープします。

これを1日3回程度繰り返します。

頤(おとがい)筋を鍛えて二重アゴ予防

唇の下から顎に伸びる筋肉を頤筋と言います。この筋肉が衰えると二重アゴになりやすくなります。頤筋を鍛えて二重アゴ予防。スッキリした顎のラインを保ちましょう。

二重アゴ予防のトレーニング①

  1. 顔をゆっくり上にむけます。
  2. 下唇を思い切り突き出します。
  3. その後上唇も突き出す5秒間キープ。
  4. ゆっくり元に戻します。

また、このようなトレーニングもあります。

二重アゴ予防のトレーニング②

  1. 顔をゆっくりと上に上げて、真上を向きます。
  2. 下を上にゆっくりと突き出すように伸ばし、5秒間キープします。
  3. ゆっくり元に戻します。

これを3回程度繰り返します。

加齢とともに顎の皮膚もたるみやすくなります。くわえて筋肉が衰えると二重アゴになりやすくなるのです。毎日少しずつでもいいので、表情筋を鍛えるトレーニングを実践しましょう。

引用:女性の美学

肩甲骨(けんこうこつ)と肋骨(ろっこつ)の稼働域(かどういき)を広げておくことで、頭皮をやわらかくする。

意外と思われるかもしれませんが、肋骨(ろっこつ)の動きが悪くなっていると頭皮もかたくなります。

呼吸が浅くなっていませんか?

肺は、自分自身では動かせません。肺を大切に包む肋骨の開閉、横隔膜(おうかくまく)の上下によって、呼吸ができるのです。

呼吸を深くする意識をすることで、頭皮もやわらかく、表情も明るくしておきましょう。肋骨(ろっこつ)の動きは、自律神経の支配を受けています。内蔵調整療法師会では、自律神経のバランスをみることで、息を吐きやすい肋骨の動きとなっているか、息を吸いにくい肋骨の動きになっているかにも注目をしています。息を吐く時に、筋力が低下する(力が入らない)か、息を吸う時に筋力が低下するかチェックすることも大切です。

呼吸が浅くなっていると感じたら、慌てて吸おうとしないで下さいね。いきなり深く吸おうとすると過呼吸になる場合もありますので、まずは、ゆっくり、息を吐ききりましょう。しっかり息を吐き出せば、自然と吸うことができるでしょう。

目や目のまわりを温める。

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ほどよく温めたホットストーンなどを利用して目や目のまわりを温めておきましょう。寝る前に目を温めるとぐっすり眠りやすくなりますよ。

後頭神経(こうとうしんけい)を刺激する。

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頭を洗っている時などを利用して、後頭部(こうとうぶ)をシャカシャカこすってみよう。緊張していっぱいいっぱいになった子供が、後の頭をしゃかしゃかかいているのを見たことがありませんか?そんなイメージで、2~3分ほど刺激してみましょう。軽く触れるくらいの感じが心地いいですよ。シャカシャカしているうちに、首のあたりから肩、背中にかけてスッとしてくるでしょう。煮詰まった時やイライラした時にも効果的ですよ。

運転中に行うと、眠くなる恐れがあるので、運転中は後頭部をシャカシャカするのは控えて下さい。

 

最後に・・・

カラダのすべてはつながっている。目が疲れていたり、や肩の不調には、頭皮がかたくなっていたりするものです。それとは反対に、頭皮をやわらかくすることで、肩こりがかるくなったり、目の疲れがとりやすくなったりもするでしょう。表情が豊かになったり、頭皮がやわらかくなることで、薄毛対策になるかも。

整体などをうまく利用しながら、ご自身でできることにもチャレンジしてみて下さい。

 

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