「風邪を引けば、熱が出るのが当たり前」だと思っていませんか?
実は・・・熱が出ない風邪もあるんです。
しかも熱が出ない風邪は、結構長引いたりするので、意外と厄介なんですよね!
「熱があるかもと思って、体温を測ってみたら36度未満だった」という人が急上昇!
なぜ、寒気もして、体調が悪いと思っているのに、熱が出ないのか?
4つの原因について、お話していきます。
風邪を引いているのに、熱が出ない4つの原因とは?
原因その1:体温を測るタイミングの問題
まずは、熱を測る前に!
脇(わき)の下を測るタイミングもあるので、ご注意を!
寒気は、高熱のときだけではありません。
- これから高熱を出す前触れの段階かもしれません。熱が上がり出す前に体温を測ってしまっている。
- 逆に、高熱が出ていたことに気づかず、一時的に汗をかいたりして、体温が下がっている場合もあります。
たまたま測るタイミングが悪いと「なんだ平熱(いつも)と同じじゃん」と油断してしまいがち。
汗をかいているときは、カラダを冷やしやすく、風邪をこじらせやすいので、注意しましょう。
寒気がする場合は、間隔を空けて測りなおすとよいでしょう。
体温を測るタイミングが間違っていなければ・・・
原因その2:筋力が低下している?
測るタイミングの問題でないとすれば、筋力が低下している場合が考えられます。
熱を作り出すためには、筋肉の力が必要です。
カラダが冷えると、ぶるぶるっと震えてカラダが温まったという経験もあるかと存じます。
ぶるっと震えて、熱を生みだすためには、筋肉が不可欠なのです。
便利で快適な日常生活ばかり送っていると筋肉の衰えが早くなってしまいます。
日常生活に、あえて効率が悪い動きを加えながら、カラダをなるべく動かすようにしましょう。
ここでは、「ジムに通って、ゴリゴリに筋肉をつけましょう」という話ではありませんよ。
スポーツのパフォーマンスを上げるための必要な筋肉と健康に必要な筋肉は、異なるものです。
原因その3:自律神経の乱れにより、平熱が低い。
睡眠不足や食生活の乱れ・運動不足・ダイエットのし過ぎなど不規則な生活は、自律神経のバランスを乱れさせます。
自律神経が乱れるとカラダは、熱を出しにくくなります。
さらに、血液の流れも悪くなり、頭痛や肩こり・腰痛などカラダのだるさを伴います。
自律神経の乱れは、風邪を長引かせるだけではく、日頃の不調に大きく影響します。
脇の下で測った体温が、36度未満のあなたは、特に注意が必要です。
食生活や生活のリズムを見直し、日頃から冷え対策もしておきましょう。
熱を生み出せないほどカラダが疲れていませんか?
緊急中毒にご用心!
休むときは、しっかり休みましょう。
カラダを休め、メンテナンスをしておくことも仕事のうちですよ!
切れない斧で、一生懸命木を倒そうとするキコリを想像してみてください。
日頃から、「冷えているところはないか?」自分のカラダをすみずみ手で触り、チェック!
カラダの変化に敏感になることで、免疫力を高めることができます。
免疫力を高める生活習慣。日頃から気をつけたい8つのこと。
原因その4:薬の影響
風邪を引いたら、早めに風邪薬や鎮痛剤を飲んでいませんか?
風邪薬や鎮痛剤は、熱を抑える成分が含まれていることが多いです。
風邪を治すのは、あなたのカラダ自身の免疫力です。
「薬は、あなたの治そうとする症状を抑えるものであって、治すものではない」ということを忘れないでください。
薬は本当に辛くてどうにもならないときの最終手段。
間違っても、引き始めや症状があまり出ていないうちから、「早め早めに飲んでおこう」ということのないようにしたいものです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最後まで読んで下さり、ありがとうございます。
高熱が出たときは、しっかり休んで治そうとするけれど、微熱の場合は休みにくく、
無理をして仕事をしたり、学校に行ったりして風邪をこじらせてしまう場合も多いようです。
日頃から平熱が低い人は、微熱でもかなり辛いですよね。
風邪を引いてだるいと思って、体温を測ったら、「あれ? 35度代? そんなはずは・・・」
と気が抜けてしまうかもしれません。
熱が出るのは、早くカラダを治そうとする反応です。
知らず知らず、熱を出せないカラダになっていませんか?
喉の痛みを抑える方法!薬に頼る前に自分でもできることは?!も引き続きご覧ください。
風邪を引いても、熱が出ない原因を知ることで、
風邪を引いても長引かせないカラダづくりのお役に立てたら嬉しいです。
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