右の腰痛を訴える方のお話・・・
内臓調整療法師会のまさに教科書どおりの体型。
背中、胸椎右の6番から10番まで肥厚(ひこう):交感神経の低下に伴うハレ(詳しくは内臓体壁反射とは?)のようなものが、きっちり出ていました。ひこうと言っても、北斗の拳に出てくるような経絡秘孔(けいらくひこう)ではないですよ。あたたた・・・
肥厚(ひこう)とは
[名](スル)肥えたりはれたりして厚くなること。「患部が―する」ひこうせいびえん【肥厚性鼻炎】
慢性鼻炎の一。鼻腔粘膜が肥厚して鼻が詰まり、粘液性または膿(うみ)状の分泌物が出る。
引用:goo 辞書
砂糖がカラダに与える影響とは?
「朝から糖分をとらないと脳が働かない?」「糖分はカラダのエネルギー、しっかりとりましょう?」
そんなことを教える専門家も多いですよね。でも本当にそうなのでしょうか?
確かに、カラダや脳のエネルギー源であるには変わりません。しかし、摂る(とる)順番や量が大切なのです。
内蔵調整療法師会では、朝の空腹時、開口一番に糖質をとるのは、特に危険であると警鐘をならしています。寝起きの朝は、カラダは飢餓状態。まっさきに肝臓から守ろうとするので、糖質は肝臓に吸収されます。毎朝、果物からから口にするなど糖質から口にする習慣の方は、肝臓に負担がかかりすぎる恐れがあるので気をつけたいものです。
肝臓の緊張が強く出ている方に、よくみられる症状。
- 肩こり
- 頭痛
- 肩甲骨の右の内側のはり
- 腰痛
- 下痢・便秘
- 末端の冷え
- 足がつる 夜、足がつるのは、肝臓の機能が低下している? ふくらはぎと肝臓との関係、徹底検証!
上記の症状を訴える方のお腹(なか)をさわると、多くの方は肝臓だけではなく、腸もはっています。砂糖は肝臓や腸にとって、あまりよくないと言えるでしょう。「頭をよくするためには糖分が必要!」とおっしゃる方に怒られるかもしれませんが、普段の生活では、気をつけていても、とりすぎの傾向にあるようです。便秘がちの人は、トイレでいきみ過ぎにご注意。
どうしてとりすぎてしまうか?
- 砂糖には、タバコなどのように、中毒性があると指摘されています。
- 実際に感じている甘味異常に、糖分が多く入っている場合があるからです。
中毒性:砂糖には単に甘いものが欲しいという感情的なものだけではなく、脳が必要と感じてしまうところにあります。
思ったよりも砂糖が含まれている:果物やケーキ、チョコレートなどのお菓子だけではく、菓子パン、ジュース。揚げ物や塩辛い物にもお砂糖の誘惑は、気づかずにカラダにとりこまれているのです。最近になって、甘いジュースだけではく、ブラック以外の缶コーヒーや炭酸飲料にも、角砂糖にすると何個入っているなんて投稿が出回るようになって、ますます身の危険を感じられずにいるのは私だけでしょうか?
砂糖依存症の症状とは?
- イライラする。
- 疲れやすい。
- 頭痛やめまい。
- 手や足が冷えやすい。
- 下痢・便秘
- 凹みやすい。
- 集中力がなくなる。
なんだか、肝臓の緊張が強く出ている方に、よくみられる症状と似ていませんか?
子供が欲しがるからと安易に与えていませんか?
- 甘いものや、ジャンクフードを与えておけば、子供が大人しくしてくれるから?
- お腹(なか)がすいた時、時間がなくても手っ取り早いから?
- イライラしている時に、甘いものを食べると気分がはれるから?
- ブラックのコーヒーを口にふくませながら、シュークリームを食べると快感だから?
みんなそれぞれ事情がおありかと存じますが、肝臓舞活(かんぞうぶかつ)など腹部調整をしている時、甘いもの大好きな方のお腹(なか)を触っていると時々、悲しい気持ちになります。概ね、腸がかたく、下腹部が冷えている方がますます多くなったように感じられます。
お腹(なか)を押されて、痛い人。ズーンと響く人。違和感を感じる人。感じ方は人それぞれ・・・
腸の吸収が弱ったところで、消化管から運ばれたものが、肝臓へ入っていけば、それは腸だけでなく、肝臓にも負担が強くのこってしまうのは、当然だと思います。
糖質を多く含むもの
- 菓子類
- 果物
- 清涼飲料水・炭酸飲料など
- 精製された小麦で作られたパン
- インスタント食品・ファストフードなど
糖質が多く含むものとは、必ずしも甘いものばかりではないということに注意しましょう。
砂糖の摂り過ぎによる病気は、糖尿病だけではなく、肝障害・腎障害・肥満・うつ病・動脈硬化・カルシウム不足などを引き起こすということも有名です。実際に病気であると診断される前に!内蔵を疲労させる甘いわながあることを自覚しておきましょう。未病と言われる段階から砂糖の摂り過ぎにご注意!
がん細胞のエサはブドウ糖であるということもお忘れなく。
まとめ
子供のうちは、肝臓もまだ成長段階。大人になりきれていない肝臓のうちに、甘いものに慣れてしまったら?
子供たちが、甘いものを欲しがるのは、大人の責任。糖分は全身の血管をべとべとにする。とりすぎの糖分は、体温を下げてしまう。
あれがいい、これがいいとはやりのものに手を出しても、そのままでは食べにくい、飲みにくいと大量の糖質で味を調えられている場合も多く見受けられます。せっかくお金をかけても、本末転倒にならないようにしたいですよね。
タバコは、じわじわと肺や心臓、血管に悪影響を及ぼすということは周知のことと存じます。しかし、砂糖が、腸や肝臓など内蔵の負担となることは、まだあまり知られていません。
追伸
これまで、お砂糖を悪魔のように書いてきましたが・・・
がん細胞のエサでもあるブドウ糖は、赤血球にとっても大事な栄養素。お砂糖の摂り過ぎは危険ですが、まったく摂らないのも危険なのです。ダイエットや健康のためにと糖質制限を唱える専門家も増えてきました。中には、「カラダの中で糖は作られるのだから、まったく糖分をとならなくてもいい」という人もいますが、極端な脱糖はやり過ぎです。
通常であれば、お砂糖を摂らないようにしても、知らず知らずに摂ってしまうものですので、あまり心配はありませんが。完璧に砂糖を断つということをせずに、糖の代替え食品として、ゆっくりカラダに吸収されるGI値(グリセミック指数)の低い食生活をこころがけるとよいでしょう。