つらい偏頭痛、薬に頼らず少しでも自分で何とかしませんか?

日本人の3人に1人は抱えていると言われている偏頭痛。

「今日は大事な商談があるのに、朝から頭が痛い」「今日子供の送り迎えがあるのに、また頭痛?!」

大事な日に限って、頭が痛くなるなんて、嫌ですよね。

「とりあえず、頭痛薬飲んで、早く仕事や子供のお迎えに行かなくっちゃ」と思うものの、毎回毎回薬に頼るのは嫌ですよね。

つらい偏頭痛、薬に頼らず少しでも自分で何とかしませんか?

医師や薬剤師ではないので、処方も薬や止めた方がいいとは言えませんが、内臓調整療法師として、少しでも、薬に頼らず、自分自身の免疫力をあげて、偏頭痛(片頭痛)による痛みの原因と解消するセルフケアの仕方をご案内いたします。

偏頭痛の原因とは?

検査をしても、脳そのものに異常がない場合には、首の硬さにより脳の血流不足が考えられます。

痛みが強い、痛みが頻繁にある方は、医師の指導のもと、一度きちんと検査してくださいね。

検査に異常が認められない場合は、是非このまま読み進めてください。

実は、首の状態によって、偏頭痛の原因と対処法は、2種類に分けられます。

その痛みは、「動脈性の痛み」「静脈性の痛み」に分類されます。

首には心臓から脳へ血液を運ぶ動脈脳から心臓へ血液を戻す静脈が張り巡らされています。偏頭痛による不快な症状は、首を通る血管に原因があると言われています。

首の筋肉が硬くなっていたり、頸椎(けいつい):首の骨の関節が歪んでいると血管が圧迫され、うまく頭に血液が運ばれません。血液が正常に運ばれないと様々な頭痛の原因になってしまうのです。

動脈が原因の偏頭痛と静脈が原因の偏頭痛は、それぞれ原因も対処方法も異なりますので、ひとつずつ解説していきます。

動脈性の痛みの原因

動脈も静脈も首の左右に流れていますが、動脈性の偏頭痛の方は、主に左側の首の筋肉が硬くなっている場合が多いです。

動脈性の痛みの方は、脳へ血液が届きにくくなっているため、頭蓋骨の外側が血流不足により、頭皮が硬く頭の骨にくっついているような痛みがあるかと思います。

頭皮も硬くなっていませんか?

よく孫悟空の輪っかを締め付けられているような痛みと表現されますが、輪っかのようにギューっと締め付けられるような痛みの場合は、自分で首の筋肉(胸鎖乳突筋や斜角筋)に触れると右側よりも左側が硬いことに気づくでしょう。

頭の位置もご自身では気がつきにくいかもしれませんが、頭が左に傾いて、左の肩こりもあるかもしれませんね。(内臓体壁反射:左迷走神経の緊張)

 

静脈性の痛みの原因

動脈も静脈も首の左右に流れていますが、静脈性の偏頭痛の方は、主に右側の首の筋肉が硬くなっている場合が多いです。

静脈性の痛みの方は、脳から血液が出にくくなっているため、頭蓋骨の外側がうっ血していて、血流が余って、頭皮がぶよぶよするような感覚があると思います。

右側の首が硬くなるうっ血性の痛みをかかえる方は、下を向くとズクンと痛みが強くなるかもしれません。これは、古い血液が正常に出ていかないことにより、血液とリンパ液の流れが悪くなることによる不調が考えられます。

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特に低気圧になると頭が痛いという方は、うっ血による静脈性の偏頭痛かもしれません。日常的に血液が余った状態のところで、気圧が下がり、血管が広がることで、より神経に血管が触れてしまい、頭痛がひどくなっていることでしょう。

頭の位置もご自身では気がつきにくいかもしれませんが、頭が右に傾いて、右の肩こりもあるかもしれませんね。(内臓体壁反射:右迷走神経の緊張)

 

どちらも、内臓の疲れにより、首が硬くなっていることも考えられますので、食生活の改善も必要となってきます。何を食べるかも大切ですが、再三お伝えしている咀嚼も大事ですので、どちらも咀嚼を意識すると共に、動脈性、静脈性それぞれ対処法がございますので、参考にしてみてください。

目の疲れが原因

パソコンやスマホによる目の疲れも侮れないですよね。目の使い過ぎにより、首や肩こりからも頭痛を訴える方も少なくありません。

こちらの目からウロコの健康情報を読み終えたら、目を休めてくださいね。パソコンやスマホの見過ぎは、ご用心ですよ。

 

自分でできる偏頭痛の対処法とは?

それでは、まず左側の首が硬い動脈性の痛みの対処法からご説明致します。

やってはいけない首のマッサージ

ここで、「首が硬くなっているのなら、首を柔らかくすればいいでしょ?」と思われる方も多いかもしれません。しかし、一般の方が自分で首を揉みほぐすのは、あまりよくありません

なぜかと言うと、首には、とても大切な血管や神経がたくさん通っているからです。首の筋肉を揉みほぐししてしまうと、残念なことに、大切な血管や神経を傷つけてしまうリスクがあります。

そこで、首の硬さをとり、首の血液やリンパの滞りを解消するためには、首以外のところで操作することが安全でおススメです。

首そのものの調整は、専門家に任せましょう。

動脈性の痛みの対処法

首以外のところとは?!

左の首の硬さをとるためには、左の手首の硬さをとることがいいんです。実は、自分の手首の長さは、誰でも自分の首の長さと一緒なんです。

  • 頭に近い首が硬い方手のひらに近い手首が硬い
  • 肩に近い首が硬い方肘(ひじ)に近い手首が硬い

手首の筋膜や腱が硬く腕の骨にくっついていませんか?

首と手首は連動しているんです。

首の硬い方は、骨に癒着して、筋膜や腱がバリバリくっついているかもしれません。

左手首の骨筋膜の間に右の爪を立てて、つかむ。

つかんだまま、左の手首を回外・回内を何度か繰り返す

筋膜や腱が骨にくっついているとゴリゴリ音がする人もいます。

何度か繰り返していくと、骨と筋膜が剥がれて、手首が柔らかくなると共に、首も楽になるでしょう。実は手首の硬さが首まで引っ張っているのは、あまり知られていません。

首と手首

両方とも首と名前をつけた古来の日本人って、すごいですよね。

手首が長い間、バリバリ滞っている人は、剥がし始め、痛いかもしれませんが、剥がれはじめて、癒着がとれてくれば、だんだん痛くなくなってきますよ。痛くないのが普通なんですが、頭痛を抱えている人は、手首も痛いと思いますが、剥がれるまで、頑張ってみてください。

心臓腸を休める生活習慣も同時に意識してみてください。

静脈性の痛みの対処法

右側の首が硬い静脈性の偏頭痛の方は、右の手首を弛めてください。左手で爪を立てて、右の手首をつかんで、剥がれるまで頑張ってみてくださいね。

やり方は、動脈性の痛みの対処法と同じです。違いは、剥がす手首は、右側になります。

肝臓を休める生活習慣も意識してみてください。

目の疲れを解消する

目を時々休めるようにしましょう。目の奥が痛いからと言って、安易に目薬をさしていませんか?

目の奥の奥の疲れは、目そのものの疲労だけではなく、偏頭痛の原因になるだけでなく、内臓の疲労も考えられます。この機会に是非、食生活や生活のリズムも見直してみてくださいね。

目が疲れていらっしゃる方には、目に蒸しタオルがお勧めです。目を温めて、日頃酷使している目も労わってくださいね

蒸しタオルのやり方は、蒸しタオルの作り方はレンジで1分!簡単なのに効果てきめんな使用法をご覧ください。

 

余談ですが・・・

首の左右にそれぞれ動脈も静脈もあるのに、なぜ血液が頭に上がるのは、左で、頭から心臓に向かって血液が下に下がるのは右なのか不思議ですよね。

左右それぞれの動脈で血液が頭にあがって、左右それぞれの静脈で血液が心臓に戻るというのが自然の考えですよね。しかし、動脈・静脈の考え方を超えて、人体ってまだまだ不思議なことがいっぱいです。

その証拠に、寝技などで、左の首を絞められると、意識がふわ~っと遠のき右の首を絞められると、頭がパンパンに腫れて苦しくなる。試してみてとは言いませんが・・・(苦笑)

左の首がつまれば、頭に血液が昇っていかず、意識がなくなり右の首がつまれば、頭の血液が出ていかないためうっ血し、頭がぶよぶよ膨らんで苦しくなるのだと思います。

もしかして、左が動脈で、右が静脈の働きをしているのかな?なんて思ってしまうのは、自分だけでしょうか?

柔道家のお客様に、寝技で対戦相手の首をしめるときは、左の方が力が弱まり、右の方が、相手は苦しくなって火事場のクソ力を出すから危険と教わったことを思い出しました。

医学書や解剖学を勉強しているだけでは、分からないことが、まだまだたくさんありますね。

 

  • 左の首が硬ければ、左半身に滞り
  • 右の首が硬ければ、右半身に滞り

左半身に滞りがあれば、心臓や胃や大腸、そして左の肺、左の腎臓などに疲労はないのか?

右半身に滞りがあれば、肝臓や小腸、そして右の肺、右の腎臓などに疲労はないのか?

頭痛として、カラダが何を訴えようとしているのかを一緒に考えていきましょう。

あなたの代わりは、誰もできない。

カラダあっての人生なのであり、あなたの大切なカラダは、あなただけのものではないのです。

ココロとカラダは繋がっているからこそ、あなたの悩みや心配ごとに寄り添いながら、ワクワク、ウキウキできるような施術でお待ちしております。

日々の生活で、自分のカラダを労わる時間を後回しにしないで!!

さようなら頭痛

  • ココロが疲れた時は、カラダを整える。
  • カラダが疲れた時は、生活の赤信号として、ココロを整える。

そんなことを常に意識しながら、残りの人生を健康的に楽めるお手伝いができたら嬉しいです。

 

最後に・・・

最後まで読んで下さり、ありがとうございます。

初めて整体にお越しになる方は、「偏頭痛は痛み止め飲んでおしまい」とおっしゃる方も多いです。偏頭痛を軽く考えず、痛みが続いている方は、きちんと専門の病院で検査を受けてくださいね。

「検査の結果何もなかった」・・・「薬を飲んで様子をみましょう」と言われている方は、内臓調整療法師の出番です。自分のカラダは自分で守るという考えを肝に銘じてください。

どうして頭が痛いのか?

カラダは、痛みを通して何を訴えているのか?

この機会に、是非カラダの声を聞いてください。

睡眠不足生活のリズムの乱れにもご注意

偏頭痛などによる不快な症状は、首の硬さが原因だなんて、驚いた方も多いでしょう。

首の筋肉が硬くなる原因は、普段の食生活が咀嚼不足により、食べ物を大きな塊から飲み込むことで起こっているんです。

日頃から、一に咀嚼、二に咀嚼と伝え続けているのは、内臓調整療法師として、偏頭痛に限らず、すべての不調は咀嚼不足からくるのではないか?と思っています。

是非、今回のセルフケアの情報を参考になさって、少しでも薬に頼り過ぎず、自分のカラダは、自分で治すんだと腹に落とし込んで、日々の快適な生活に貢献できたら嬉しいです。

追伸・・・

偏頭痛をかかえている方は、きっと手首の硬い側の頭皮も硬くなっていると思いますので、定期的に頭皮を柔らかくしにお越しくださいませ。最近導入したトークセンで、頭皮を軽く叩くと柔らかくなるだけでなく、気持ちいいですよ。

お顔のむくみが気になる方や美意識高い系の方にもおススメです。

足もカラダも冷えていませんか? 足湯ホットストーンでカラダも足も温まっていってくださいね。

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